コスティッチからのクロスにドンピシャで合わせた鎌田。 (C) Getty Images

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 現地時間3月4日、ドイツのDFBポカール準々決勝が行なわれた。

 長谷部誠鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームで大迫勇也を擁するブレーメンと激突。先発は鎌田のみで、長谷部、大迫はベンチスタートとなった。

 前半は一進一退の攻防が続く。鎌田は20分に好機を迎えるが、ゴール前でのシュートは枠外に外れる。フランクフルトのトラップ、ブレーメンのバプレンカという両GKの好守をもあり、お互いにゴールを割らせない。

 迎えた前半アディショナルタイムに先制点が生まれた。ゴール前のクリアで、ブレーメンDFアウグスティンソンがハンドをとられ、ホームチームにPKが与えられる。これをアンドレ・シウバが決め、前半を1点リードで折り返した。

 さらに60分、左サイドのコスティッチのクロスに飛び込んだ鎌田が、ダイレクトで蹴り込んで追加点を奪うことに成功する。

 鎌田はこれが今季の公式戦8ゴール目。しかし、ブンデスリーガでは未だ無得点だ。この一報に、フランクフルトのサポーターからは「このカップ戦男め!最高だ!」「そろそろ”カマダ・カップ”というチャントを作ろう」「なんでリーグで決められないのか、本当に不思議だ」といった声が寄せられた。

 66分、フレーメンはビッテンコートに代えて大迫を投入。しかし主導権はホームチームに握られたまま、流れを引き寄せることはできなかった。

 その後、鎌田は82分に交代。後半アディショナルタイムにコスティッチがトプラクへのファウルでレッドカードで退場。トプラクも立ち上がれずに担架で運ばれるというアクシデントが起こって騒然となり、アディショナルタイムは計10分を超えた。

 長谷部に出番はなく、試合は2-0でフランクフルトが勝利。準決勝に駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部