緑に飲み込まれていく「人の痕跡」が退廃的で美しい――。そんなツイートが投稿され、話題になっている。

さっそく投稿をご覧いただこう。

こちらはツイッターユーザーのうさだぬ帝国(@usalica)さんによる2020年1月13日のツイートだ。投稿された4枚の写真は、緑で溢れかえる公園や建物の姿を映したもの。人間が作ったもののはずなのに、自然の一部になっているようで神秘的だ。


錆におおわれた遊具(写真はうさだぬ帝国さんのツイートより)

元気な子供たちが使っていたであろう地球儀型のジャングルジムやブランコの周りにはビッシリと草が生え、全く動きが感じられないオブジェと化している。

橋の写真の左端には、「ご自由に御使用下さい」という看板も見えるが、果たして何をさしていたのだろうか。

人類の営みの儚さを感じさせると同時に、大自然に対する畏敬の念を抱かせる神秘的な光景だ。


柱に「ご自由に御使用下さい」の看板がかかっている(写真はうさだぬ帝国さんのツイートより)

このツイートには、こんな反応が。

「かつてここで遊んだ子供達や気を仰ぎ見ていた人たちが居たのかと考えるととても不思議」
「緑に飲み込まれていく人の痕跡、、、日本語の表現って、限りなく美しくできるなぁ」
「ラピュタの内部じゃないですかー」

神秘的な美しさに惹かれるユーザーが多く、この景色を映画やアニメの世界観になぞらえる声もあった。

人間が植えたであろう木までもが苔に覆われているところをみると、我々にとっての永遠なんて存在しないことを思い知らされるようだ。(ライター:Met)