ゴルフのタイガー・ウッズが14日、マスターズで通算15度目のメジャー優勝。15日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、ゴルファーの丸山茂樹氏がウッズ復活の理由を分析した。

全盛期は無敵を誇ったウッズだが、2009年の交通事故を機に、浮気相手が次々と浮上。不倫騒動からプロ活動自粛に追い込まれ、復帰後もゴルファーにとって致命的な腰の負傷に苦しみ、4度の手術を余儀なくされた。

メジャー優勝から10年以上にわたって1位だった世界ランクも、2017年には1199位まで転落。どん底に落ちたウッズだったが、昨季のツアー選手権で5年ぶりに勝利すると、それから7カ月でメジャーでも勝利を取り戻した。

丸山氏は「喜びをすべての体で表していたのを見ると、僕も泣いちゃうかなと思ったけど、逆にうれしくて『うわ、すげー』みたいな」と、ツアーで一緒に戦ったウッズの復活を喜んだ。

ウッズにコンディションを聞いていたという丸山氏は、以前は「腰はもう最悪」と言われていたが、一昨年や去年はすぐに「もうヘルシーだ」との返答だったと明かす。実際、ハグをしたら「おお、すごいな」と感じるほど体が仕上がっていたとし、肉体改造が復活要因のひとつと分析する。

全盛期の自分を知らない子どもたちに、強い自分を見せたかったウッズ。2018年の全英オープンでは、一時首位に立ちながらもパットをミスし、優勝を逃している。この時、ウッズは「子どもたちの前で二度と同じことはしたくない。メジャーで勝つところを見せたい」と誓ったそうだ。

マスターズでそれを実現したウッズは、「ゴルフにおいても、人生においても、仕事を全うするための良い考え方を持っていたが、それを変えなければいけなかった。(昔とは)違う考えを持って取り組んでいる」と話している。

丸山氏は「史上最強の男が恥を忍んでミスする姿を見せた。『オレはいいんだ。オレは自分の範囲の中で戦う』という切り替えをした」と、完璧主義だったウッズが、できることをやるという姿勢に変えたことが復活につながったと解説する。

また、丸山氏は「子どものころからの目標だった『ジャック・ニクラウスを超えたい』という思いが彼を支えていた」とも分析した。ニクラウスはメジャー通算18勝。ウッズはあと5勝で“帝王”を抜く。