次世代動画コーデック「AV1」の圧縮技術を利用する次世代画像フォーマット「AVIF」

ロイヤルティフリーの動画コーデックの開発を目指してGoogleやMozilla、Netflixなどが加入するAlliance for Open Media(AOM)によって、次世代動画コーデック「AV1」が開発されています。その次世代動画コーデックの本命と期待されるAV1のエンコード技術を利用することで同じくロイヤルティフリーの画像(静止画)フォーマット「AV1 Still Image File Format(AVIF)」が開発されています。
https://aomediacodec.github.io/av1-avif/

AV1のエンコード技術を活用することで、高画質&小サイズという高い圧縮率を目指して「AVIF」は開発されています。AVIFはファイル形式(いわゆるコンテナ)であり、AV1以外の圧縮技術も利用できる予定です。
このような動画コーデックのエンコード技術を静止画の圧縮にも活用する例として、HEVC(H.265)を利用する「HEIF(ヒーフ)」やVP8を利用する「WebP(ウェップ)」が知られており、HEIFはAppleによってiOSやmacOSですでに採用されています。
次世代動画コーデックAV1ではHDRやWCG(広色域)技術などがエンコードで反映されていますが、AVIFでもHDRやWCG対応になる予定です。他にもマスター画像とともにより小さなサイズのサムネイル画像を付加したり、プロパティやメタデータを共用するImage Collectionなどの機能を備えており、画像フォーマットのスタンダードであるJPEGの後継フォーマットとなることを目指して開発が進行中。2017年12月13日に初期バージョンである「AVIF version 1.0」のドラフトが公開されており、正式リリースの準備が行われています。
なお、以下のサイトではJPEGやX.265のほかにAV1を使った圧縮画像の画質比較が行えます。
AV1 Still Image Comparison
https://people.xiph.org/~tdaede/av1stilldemo/
