セリーナ・ウィリアムズ【写真:Getty Images】

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昨年9月に女児を出産したS・ウィリアムズが復帰白星 強烈なフォアハンドで沸かせる

 テニスのBNPパリバ・オープンは8日(日本時間9日)女子シングルス1回戦で元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズ(米国)が同53位のザリナ・ディアス(カザフスタン)に7-5、6-3でストレート勝ち。昨年1月の全豪オープン以来のツアー復帰戦を白星で飾った。

 WTAの公式ツイッターでは、元女王がドロップショットに対して、強烈なフォアハンドを披露する場面を動画で公開。「女王のおかえりだ」とファンも興奮している。

 黒の上下に身を包んだ、ママになった“元女王”のパワフルなショットは健在だった。第2セットの第2ゲーム。相手の強烈なバックハンドで体勢を崩されかけたセリーナ。右手一本で何とか返すと、ディアスはここぞとばかりに前に出てドロップショット。勝負あったかと思われたが、セリーナはあきらめずに追いつき、最後は強烈なフォアハンドを叩き込んだ。

 同ツイッターは「セリーナ・ウィリアムズがフォアハンドで勝利を掴むためにドロップショットをチェイス!」と記し、復帰戦でボールへの執念を見せたセリーナを称賛している。

36歳でも衰えぬパワーにファンも興奮 「アメージングだ、セリーナ!」

 シングルス、ダブルスでグランドスラム通算37勝。昨年1月の全豪オープンを制し、世界ランクも1位に返り咲いていたが、その後ツアーを離脱。そして昨年9月に女児を出産していた。出産から半年での復帰初戦。36歳となったが、そのパワーは衰えてないようだ。

「おお、神よ…彼女が帰ってきた」
「彼女のプレーを見ることができることほど幸せなことはない」
「信じられないほど素晴らしい」
「女王のおかえりだ。WTAは目を離してはいけない」
「これ以上ない最高の帰還」
「アメージングだ、セリーナ!」

 ツイッターのコメント欄には、セリーナの復活勝利を歓迎する書き込みが相次いだ。今大会でシャラポワを破った大坂なおみ(日清食品)は昨年10月の香港オープンで、姉のビーナスから大金星をあげている。パワフルなショットで“和製ウィリアムズ”とも呼ばれる、大坂との対戦が今後実現すれば、必見の好カードになりそうだ。(THE ANSWER編集部)