北朝鮮の対南宣伝団体である民族和解協議会(民和協)の代弁人(スポークスマン)は11日、韓国の憲法裁判所が朴槿恵大統領に罷免の決定を下したことに関連して声明を発表。同日、朝鮮中央通信が報じた。

声明は、罷免の決定に対して「朴槿恵のような希世の売国奴、極悪非道な民族反逆者が行くべき道はただ、破滅と死だけであるということを立証した歴史の峻厳な警告である」と強調。

そのうえで、民和協は次のような立場を明らかにした。

「1.朴槿恵の破滅的終えんは人民の無限大の力がもたらした正義の歴史的勝利であるというのが民族の一致した評価である。

2.民族を裏切り、外部勢力への追従と同族対決に狂奔する者は誰であれ、朴槿恵のような悲惨な運命を免れられないというのが、われわれの変わらない立場である。

3.民心に見捨てられた奇形的な人間のくずである朴槿恵をかばって卑劣に振る舞った米国をはじめとする有象無象にもいつかは逆徒と同じ運命が与えられるというのがこんにち、わが同胞が下す厳正な警告である」

さらに声明は、「反逆と売国の末路は最も恥ずべき犬死だけであり、最後の勝利はいつも勇敢な正義の人民の側にある」とした。