鉛筆の持ち方で“学力”が変わる!? 小学校までに直すメリット&デメリット

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【写真】あなたはどのタイプ? 鉛筆の「間違った持ち方」「正しい持ち方」

大人で完全に正しく鉛筆を持てている人は全人口の何パーセントいるでしょうか?

自分が正しく持てていなくても人生なんとかなっていると「我が子にもそんなに細かいこと言わなくてもいいじゃあないか」と思ってしまいますよね。

でも鉛筆を正しく持てると大袈裟ですがもっと違った人生があったかもしれません。そこで、今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が鉛筆の持ち方についてお話ししたいと思います。

鉛筆を正しく持てるメリット6つ

正しく鉛筆を持てるとこんなにいい事があります。

○綺麗な字が書ける

○手、腕、肩、首、目が疲れない

○姿勢がよくなる

○勉強に長時間集中できる

○学習意欲が出て学力が向上する

○見た目が素敵。評価があがる

鉛筆の間違った持ち方で損すること7つ

こんなに良くないことが起こります。

×手、腕、肩、首、目が疲れる

×短時間文字を書いただけで手が疲れる

×字が汚くゆがむ

×姿勢が崩れる

×視力の低下や背骨のゆがみなど深刻な症状を引き起こす原因になる

×勉強に集中できない

×学習意欲がなくなり、学力が低下する

でも、今、目の前で色鉛筆で塗り絵をしている子どもに少しアドバイスするだけで避けられることなのです。

何事も基礎となるフォームが大切です。

■・ピアノの指の位置

ピアノのレッスンを受けるとまず鍵盤と指の位置をしっかりと練習させられます。これで将来、難しい曲も弾けるようになる基礎が身に付きます。

■・タッチタイピング

パソコンのキーボードを早く打つための正しい指の位置があります。指のポジションを守って打つ“タッチタイピング”ですね。一番無駄な動きをしないで指の決まりがあり、これをマスターするとかなり正しく早く打てるようになります。

■・スポーツ

ゴルフも野球も最終的にうまくなるには基本のフォームをしっかり身に付けていなくてはなりません。これができていない状態で数多くラウンドしても試合をこなしてもどこかで壁にぶつかりますよね。

優先すべきは“文字の形”より“持ち方”!

大人はこれから先、作文を書いたり、テストを受けることも少ないでしょう。パソコンのキーボードで何でも事足ります。けれども、これから未来を切り開いていく子どもはどんなにIT機器が発達しても文字を書くことから逃れることはできません。

だったら小さいうちに正しい持ち方を身に付けておいた方がお得ですね。

正しい鉛筆の持ち方の基礎、土台をしっかりつけておきさえすれば、今、お化けのような字や消え入りそうな湯気や髪の毛のような字を書いていても大丈夫です。必ず上手に書けるようになります。

でも、残念ながら持ち方だけはそうはいかないのです。

パソコンのタイピングで、正しい指の位置(=ホームポジション)をマスターするために、我流で身に付けてしまった癖を直すのがかなり困難なのは、挑戦した人はお分かりかと思います。

文字は練習していくうちに必ず上手くなっていくものですが、鉛筆やお箸の持ち方はそのうち直るどころか、最初に悪い癖が一生ものとして身に付いてしまいます。

ですから“文字を筆順正しく綺麗に書く”“計算問題を正解する”ことばかりを優先しないで、まず正しい鉛筆の持ち方をマスターさせましょう。

塗り絵をはじめたら教えよう

家庭でお絵描きしているとき、字らしきものを書こうとしているとき、2歳でも3歳でも最初に「こうやって持つんだよ」と教えると簡単に身に付きます

上から手全体でクレヨンを持つ形になっていて、これが長い鉛筆になっても自然に正しい持ち方に移行するものです。
普通のクレヨンよりはちょっとお高いですが「正しい鉛筆の持ち方を一生物として習得させる」ことが出来たらお安いかもしれませんね。

また、鉛筆に移行した時もこのような道具は色々ありますので活用してみてください。

よくある間違った持ち方

・親指が上にかぶさった持ち方

・親指握りこみ型

・中指を上に乗せる持ち方

・小指、薬指、中指を内側に握りこむ持ち方

ポイント

筆圧をつけるには、ぷくぷくを机につけるようにしましょう。

小学校の先生を頼るのは止めましょう

“小学校に入学すれば担任の先生が正しい鉛筆の持ち方を直してくれる”

ちょっと甘い考えかもしれません。

一クラス35人もいる一年生のクラス。担任は教科書を進めていくことで精一杯です。

全体に対して「鉛筆を正しく持ちましょう」の声かけはしますが一人一人、手とり足とり教えてはくれないのが実態です。また、先生自身が間違った持ち方をしていることもあります。悪いお手本を子ども達は毎日見ていることになる訳です。

そして何よりも入学前6年間に渡って染みついた間違った持ち方を直すことは担任には難しいのです。

最後に

鉛筆の持ち方はお箸の持ち方と連動しています。

2本のお箸を持ったとき、下の一本を抜いたのが正しい鉛筆の持ち方です。ですからお箸を正しく持てる子どもは鉛筆も正しく持てます。

以前、ある女優さんが有名和食レストランを訪ねて食レポする番組がありましたが、言葉遣いや見た目はとても素敵なのですが酷い持ち方をしていて興ざめでした。

せっかくの美しい人が台無しですね。

“たかが鉛筆の持ち方、されど鉛筆の持ち方”です。

小さいお子さんのいるかたは今から意識してみてくださいね。