うかつなネット書き込みや発言で警察のお世話になる時代?ネット発言や行動で警察のお世話にならないための3カ条
しかし、こうした気持ちを公の場で、実際の行動や発言にしたら、もはやタダでは済まない時代になったようだ。
5月16日にインターネット上の掲示板「2ちゃんねる」にキドクラッチと名乗る人間が秋篠宮家の次女である佳子さまに危害を加えるといった内容の書き込みがあった。
即座に警視庁が捜査を開始、5日目には東京都新宿区大久保2丁目に住む43歳の無職男性であると特定され、偽計業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。
逮捕された男性は「警察の業務を妨害するとは思わなかった」と供述しているという。
この書き込みがされたことで、皇宮警察の警備が強化されることを、彼は容易に推測できたはずである。
今回捜査にあたったのは捜査1課だという。本来であれば強行犯つまり殺人、強盗、暴行、傷害、誘拐、立てこもり、性犯罪、放火といった重罪犯罪を扱う課だ。
気楽な気持ちや気晴らしで書き込んだ投稿の結果、警視庁捜査1課を動かし、1週間も経たずに逮捕されてしまったわけだ。
今回の事例は、今後こうしたことがアナタの身にも容易に起きる可能性が高くなったことを示している。
実際に、ここ数日、「ドローン」で世間を騒がせていた少年(15歳)も、逮捕されている。
報道によると、浅草神社の「三社祭」で「ドローンを飛ばす」とネット上で予告。祭りの開催を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで逮捕された。
彼は三社祭でドローンを飛ばすと発言した動画をネットに投稿。その結果、主催者側にドローン禁止の告知、周囲の警備を強化させるなど、通常の祭運営にかかる以上の業務を発生させた。と、いう理由だ。
少年は5月9日、長野市の善光寺境内でドローンを飛ばし、墜落させたことがネット上で話題になっていたほか、5月14日には国会議事堂近くでドローンを飛ばそうとし、警視庁に厳重注意を受けている。さらに5月20日にはJR有楽町駅でドローンを飛ばして騒動を起こしていた。少年は、逮捕後「飛ばすとは一言も言ってない」などと容疑を否認する発言をしている。
この件については、ドローンを飛ばすこと自体は適法行為なので、ネットでの犯罪行為の発言での逮捕とう対応はいきすぎではないかという見方もある。
長い間インターネットでは、一部の場所では一般社会では発言できないような過激な投稿や発言も許容されてきた。
しかし、現在は、一般の人が日常で利用するようになり、公共の場となりつつある。
これまでのように、ネット上の発言だから、個人の発言だからといって、他者や社会に対して過激な発言や危険性を与える発言を見逃せなくなってきたということだろう。
TwitterやFacebookでのちょっとした「つぶやき」や「コメント」が、独り歩きして炎上に発展する時代だ。
ストレス発散のために書き込んだコメントひとつで、ある日逮捕状を持って警察が家のドアをノックするといったこともドラマや映画の中のことではない。
そうしたことにならないように、ネットでの行動やコメントが原因で逮捕されないための3カ条を紹介しよう
■ネット発言や行動で警察のお世話にならないための3カ条
・ネットだから、匿名だからと軽い気持ちで投稿はしない
・現実世界と同じ道徳・マナーで判断する
・自分の尺度ではなく、社会通念や法律を基準にして発言、行動する
実は、現実の生活での行動と同じ、合法・常識に準じた行動をしていれば、警察に逮捕されてしまうようなことは起きないのだ。
小川夏樹(ITライフハック編集長)
