静岡県熱海市で盛り土が崩れ、28人が死亡した2021年の土石流災害で、県や市、県の指針を超える高さの盛り土が判明した10年当時の土地所有者(前所有者)、災害時の土地所有者(現所有者)の4者は、いずれも法的責任を否定している。遺族らが県などに損害賠償を求めた訴訟は続いており、法廷での4者の主張や裁判資料などからは、防災対策を押し付け合い、有効な手立てが講じられなかった構図が浮かび上がる。(静岡支局