【セルジオ越後コラム】五輪OA枠よりも先に考えるべきこと
五輪で勝っている国は、どこもオーバーエイジ枠を使用している。前回の北京五輪に限って言えば、使わなかった国は日本とコートジボワールだけだった。優勝したアルゼンチンは3人フルで使っていたね。
僕は、オーバーエイジ枠を使用することに賛成してきた。使えるものは使わないと損。3枚のジョーカーを使わない手はないと思う。A代表クラスの選手が入ればメディアへの露出も増えるし、チーム内での競争もより激しくなるだろう。
これは五輪監督の人事の曖昧さにもつながっている。五輪へ出場できればOK。本大会でどうなろうと関係ない、勝てばもうけものの世界だ。目標、ノルマを定めていないから、誰も責任を取らないんだ。
では、U23年代の育成と割りきっているのかといえば、そうでもない。日本人にとっての五輪は特別なものがある。この狭間で、日本サッカー協会はゆらゆらと揺れている気がするね。
オーバーエイジを使うこと、使わないこと、が問題なのではない。本当の問題は、五輪に対して明確な目標がないこと。これがなければ、誰をメンバーに呼んだところで本質は変わらないね。
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サッカー解説でお馴染みのセルジオ氏による辛口コラム。