渡哲也、今だから語れる『西部警察』のエピソード

2012年1月13日 9時57分

画像は、テレビシリーズ「西部警察」より。大門刑事が乗り込んでいるのは、「ニッサンフェアレディ 280Z フルオートガルウィング2By2 スーパーZ

石原プロが手がけたテレビシリーズ「西部警察」と「大都会」が、初めてDVD化。渡哲也（70）と舘ひろし（61）が12日、都内で行われた発表会見に出席した。

今回のDVD化は、来年1月に石原プロが設立50周年を迎えることから計画がスタート。他の石原プロ制作作品（浮浪雲、生命燃ゆ、ただいま絶好調！など）も、1年をかけて順次発売されていく。

なかでも「西部警察」「大都会」は、ファンからパッケージ化の要望が絶えることがなかったシリーズ。1970年代から80年代にかけて、人気を博した刑事ドラマの復活に、当時のことをよく知る、元フジテレビのアナウンサーの露木茂も司会で登場。他局の放送だが「よく見ていました（笑）。今のテレビに出来ないような派手な演出が楽しめた」と紹介する一幕も。

全国縦断ロケで実現した、その演出。舘は「印象深い現場、イッパイあるんですが…。名古屋で煙突を倒したシーンを思い出します。煙突を倒すって聞いて、何が楽しいんだと思っていたんですが、これが楽しいんですよ（笑）。エンターテインメントって、そういうことかなと思います」。一方、大門部長刑事を演じた渡は「当時だから実現できた。静岡駅前に、石原さん（石原裕次郎）がヘリコプターで降り立ってきた…」と明かすと、会場から大きな笑い。「皆さん、笑っていますが、本当なんですよ。（緊急時以外、市街地へ着陸）もう、許可が下りることは無いでしょう」と話していた。

PRのために行われたフォトセッション。往年の大門刑事を思わせるよう“サングラス着用と銃を構えてほしい”というリクエストに対し、渡は「もう70歳なんだけど……」と照れながらも、ビシッとポーズを決めていた。