中国政府はこのほど、情勢不安が続くリビアから在留中国人3万人を脱出させる大規模な作戦を実施した。軍事専門家や中国の各メディアは、「今回の作戦の規模の大きさと迅速さは、中国の強大な国力と海軍力の表れ」としている。軍事ニュースサイトのCHN強国網などが報じた。

 中国政府は今回、海軍第7次護衛艦隊のミサイル護衛艦「徐州」を脱出者輸送のためリビアに派遣した。中国が非戦闘撤退行動に戦艦を配置したのはこれが初めてという。

 また、中国空軍は28日、イリューシン76輸送機4機をリビアに派遣。28日の朝までに2万9千人の中国人がリビアを脱出した。このうち2,500人はすでに帰国したが、その他の大部分はギリシャやマルタ共和国などの第三国に避難している。

 中国政府はこのほか、多くの飛行機や豪華客船をチャーターしたほか、アデン湾海域で海賊対策の任務にあたっていた艦艇も現地に派遣するなど、豊富な資金を背景に、陸海空を総動員しての作戦を展開した。「冷戦終結以来、最大の自国民脱出作戦」との報道もある。(編集担当:中岡秀雄)



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