続いて行われた対抗戦は、マット・リンドランドがコーチのチーム・クエスト×ケン・シャムロックのライオンズ・デン。3試合中2試合が世界戦という、輪と個の戦い。

まずはウェルター級マッチでジェイク・エレンバーガーが、タフなテイクダウン合戦の末、パット・ヘイリーを3−0の判定で下し、クエストが王手をかける。寝技は攻守ともに熟度が足りないエレンバーガーだが、スタンドの打撃とテイクダウンは世界のトップクラスといってもいいキレ味を見せており、今後はウェルター級タイトル戦線に絡んできそうだ。

続いて行われたIFL世界ライト級選手権試合は、クエスト所属の王者ライアン・シュルツに、ジョン・ガンダーソンが挑んだ一戦。肩から上はレスリングのクラウチング、それで腰高の変わった構えの王者は、ガンダーソンのテイクダウン狙いをしっかりと受け止め、反対にテイクダウンを奪うことに成功する。王座を奪取した時にみせたアミール(トップの状態で、右手で相手の首を制して、背中側から左腕を回し、対戦相手の左腕をつかみ、顔面をガラ空きにしてパウンドを落とす)を狙うが、さすがにこれは挑戦者も察知。すると王者はパスガード、最後は自らハーフに戻りパウンドを見せたところで1Rが終了した。

2Rは開始早々、ガンダーソンがテイクダウンを奪う。ここでシュルツがギロチンを仕掛けると、苦しそうな声がこぼしたガンダーソンだが、なんとかエスケープに成功。その後もテイクダウンからコーナーに詰められ、パウンドを許すなど王者が優位に立つ。

3Rもテイクダウンから、パウンドでガンダーソンを攻め続けたシュルツだったが、ここから先に進めずスタミナをロスする。ガンダーソンが反撃に出たのは4R、2度にわたりテイクダウンに成功すると、シュルツのギロチン狙いを封じてパウンドで攻め込んだ。そして迎えた最終ラウンド。逆転を掛けたスタンド戦に挑むガンダーソンに対し、王者は執拗にタックルを繰り出し、テイクダウンを奪うとトップキープで逃げ切りを計る。そのまま試合終了間際にマウントを奪取したシュルツ、その腰に再びベルトが戻ってきた。

エレンバーガーの勝利とシュルツの王座防衛で、チーム戦の勝利を決めたチーム・クエスト。そのまま勢いにのって、新加入したファビアーノ・ペガレヴィ・シャーナーがヘビー級王座奪取に乗り出した。が、ロイ・ネルソンにテイクダウンされると、強烈なパウンドを2発顔面に受けてしまいレフェリーが試合をストップ。3分2秒、ネルソンがTKOで王座防衛に成功した。

2−1でライオンズ・デンを下したチーム・クエスト。メインにはもう一人の世界王者マイク・ホーウィッチが、ミレティッチ・ファイティング・システムのライアン・マクギヴェンを相手に世界ミドル級王座防衛戦に挑んだ。

■IFL世界ミドル級選手権試合の詳細は次ページへ