森保JはF組何位通過がベスト? スウェーデン戦次第で「天国」と「地獄」…3パターンを徹底検証
森保ジャパンはオランダ、チュニジアとの2試合を終えて勝ち点4。総得点1差でオランダに次ぐF組2位につけている。
今大会から32チームが決勝トーナメント(T)に進出する方式に変更。日本の1次リーグ突破は有力となっているが、26日のスウェーデン戦の結果によって、1位通過ならC組2位(現在モロッコ)、2位通過なら同組1位(現在ブラジル)と対戦。3位で進出するケースもあり、何位かによって決勝Tの行方は大きく変わる。日本初の8強入り、さらにその上を狙うためには何がベストか──。
■優パターン
22日のテレビ朝日系「報道ステーション」にゲスト出演した元日本代表の稲本潤一氏は、決勝Tの相手について「ブラジルよりモロッコの方が嫌。選手が流動的に動く。すごくアグレッシブにプレーをする。日本の選手からしたら捕まえにくいし、やりにくい」と分析。「ブラジルよりモロッコの方が強い」との声が少なくないのだが、元ワールドサッカーグラフィック編集長でDAZNの解説者としてフランスリーグなどを担当する中山淳氏がこう言う。
「日本にとってベストは、やはり1位突破です。現在C組2位のモロッコは、前回4位の実力国で、守備力がブラジルより高いことや、日本が対戦していないアフリカの強豪ということから、不気味な存在になっています。ただ、ブラジルの方が戦いやすいとは思いません。なぜなら、ブラジルのような優勝を狙うチームは、決勝Tに入れば、トーナメント仕様の本気モードに切り替わります。日本が1位で突破した場合、会場が事前キャンプを行ったモンテレイというのもいい。ここで第2戦のチュニジア戦を戦い、ホームのような雰囲気の中で快勝。さらにラウンド16に進んだ場合の会場はヒューストンで、移動や時差の負担が少ない。相手はA組2位の韓国かB組のカナダかスイスになりそうで、初の8強入りがはっきり見えてきます」
■可パターン
2位で突破した場合の相手、C組首位のブラジルには、昨年10月の親善試合で勝利している(3−2)。今回の舞台はW杯決勝T。「本気の王国」が相手だが……。
フリージャーナリストの藤江直人氏がこう言った。
「日本がF組2位の場合、C組1位通過が予想される王国ブラジルと30日に米国のヒューストンで対戦。仮にブラジルを破って16強に進出した場合、対戦相手はI組2位からの勝ち上がりが予想されるノルウェーですが、会場はニュージャージーのため、長距離移動を強いられます。英プレミアの強豪マンチェスターCに所属する怪物FWハーランドを擁し、今大会の台風の目と呼ばれる実力国です。ブラジルもノルウェーも難敵であることは間違いありません。ベスト8を狙うにあたり、2位通過の場合は立て続けに実力国と相対することになるのです」
3位通過だと「最悪」
■不可パターン
最悪なのは3位通過だ。FIFAが明かしている3位チームが入る組み合わせのパターンでは、F組3位チームは84%の確率でI組1位との対戦となる。
「そうなると、相手はフランスです。優勝候補筆頭とラウンド32で対戦するのは避けたいところ。RマドリードのFWエムバペを中心に、初戦で引き分けたオランダより個の力が強いため、分析が難しいのです。もし勝っても次戦はE組1位が決まったドイツが有力。前回大会で勝利したとはいえ、優勝経験国で地力はあるだけに、早い段階で当たりたくはありません」(中山氏)
最終節はオランダと敗退が決まっているチュニジア、日本の相手は勝ち点3のスウェーデン。オランダとは得失点差の争いだけに、1位通過を目指して得点を狙いにいくことになると思いきや、「負けて3位通過になるのは嫌なので、スウェーデン戦は無理して攻め込まず、森保監督が負けない戦いを選択する可能性があります」とは前出の中山氏。引き分けも念頭に置くとすれば、「2位通過」の可能性が高そうだが、果たして──。
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日本にとって痛手なのが久保の故障離脱だ。状態について詳細は明かされていないが、代表周辺からは不穏な声が上がっている。いったいいま、何が起きているのか。●関連記事 【もっと読む】MF久保建英は決勝T2回戦まで欠場か では、それらについて詳しく報じている。
