イラン国会議長「米に約束守る意志欠如」、協議中断も示唆…イスラエルによるヒズボラ攻撃に抗議の投稿
【カイロ=吉形祐司】米国とイランの戦闘終結へ向けたイラン側交渉団トップを務めるモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長は14日、イスラエル軍がレバノンの親イラン勢力ヒズボラの司令部を空爆したことに対し、自身のSNSへの投稿で、米国が約束を守っていないと抗議した。
米国を後ろ盾とするイスラエル軍は14日、レバノンの首都ベイルート南郊にあるヒズボラの司令部を空爆した。ガリバフ氏は、「米国に約束を守る意志が欠如しているか、能力がないことを物語っている」と指摘。「米国に意志も能力もなければ、交渉の継続について話をする意味がない」と協議の中断を示唆した。
米国とイランは、戦闘終結へ向けた「覚書」の合意に向けて水面下で最終的な詰めの交渉を進めている。
イランは従来、停戦にはレバノンを含む中東全域での戦闘停止が含まれるとの立場で、覚書にもレバノンでの停戦を盛り込む方向で交渉が続いているとされる。イランは、ヒズボラに対するイスラエル軍の軍事作戦について、一貫して米国に責任があると主張してきた。
