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今年は『ゴルフGTI』50周年

6月13日、愛知県豊橋市にあるフォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(以下VGJ)豊橋本社にて、『GTIファン・フェスト2026』が行われた。

【画像】50周年記念ゴルフGTIサプライズ公開!フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン豊橋本社開催された『GTIファン・フェスト2026』 全88枚

こちらは今年『ゴルフGTI』が50周年を迎えたことを記念し、フォルクスワーゲン・ジャパン(以下VJ)が全国のGTIおよびフォルクスワーゲン・オーナーに向けて開催したもの。参加費無料ということもあり、2600台の事前申し込みがあったが、車種配分を考慮しつつ行った抽選により、230台(台数はいずれも公式発表前数値)が参加した。


フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン豊橋本社にて、『GTIファン・フェスト2026』開催。    平井大介

なおVGJ本社にてこうしたオーナー向けイベントが開催されるのは、2019年の『ストリートVWsジャンボリー』以来、2度目となる。

当日は9時に入場開始となり、11時からオープニングアドレス(開会式)がスタート。その後、レーシングドライバー木下隆之氏と、VGJ社長兼VJブランドディレクターのマーティン・ザーゲ氏によるトークショーがあり、木下氏はデモ走行および試乗セッションも担当した。

本社であることを活かした見学ツアー

常設展示としてはまず、歴代ゴルフGTI、ルポGTI、ポロGTIがずらりと並んだ光景は圧巻であった。他にもクイズラリー、キッチンカー、社員食堂での食事といったコンテンツはあったが、やはり大きいのは、VGJ本社であることを活かした見学ツアーであろう。

具体的には、専用ふ頭、テクニカルサービスセンター、パーツデポが公開され、我々メディアも見学が許された。


フォルクスワーゲン以外にアウディ、ベントレー、ランボルギーニ、業務委託でポルシェも扱う。    平井大介

全体で7万6000平方メートルの専用ふ頭に到着するのはフォルクスワーゲンだけでなく、アウディ、ベントレー、ランボルギーニも含まれ、さらに業務委託という形でポルシェも扱っている。

テクニカルセンターでは協力会社を含め、約150人が稼働。全ブランド合わせて1日400台の車両検査が可能となっている。仮に稼働日を年間250日とした場合、単純計算で年間約10万台を検査、出荷できるという。

また、カーサイロと呼ばれる屋内の車両保管庫には、実に5000台以上がストック可能。自動化されている入出庫システムは、実に1時間120台の扱いが可能となっている。

サプライズは、50周年記念限定車お披露目

この日のサプライズは、ゴルフGTIの日本向け50周年記念限定車お披露目だ。

来年300台導入予定で、まだプロトタイプ状態で詳細は未発表だが、ほぼ今回の仕様となりそうだ。ボディカラーはダークグリーンで、GTIらしい赤いアクセントがホイールやサイドデカールがあしらわれていた。


サプライズでお披露目された50周年記念限定車のプロトタイプとマーティン・ザーゲ氏。    平井大介

そんな限定車を紹介したザーゲ氏は、6代目(「マーク・シックス」と呼んでいた)ゴルフGTIを30歳の頃に購入したそうで、それを嬉しそうに話す表情から、GTIへの強い思い入れが感じられた。今回のイベント実現は、そんな思いも関係ありそうだ。

また、日本市場におけるGTIやRといったスポーツモデル販売についてザーゲ氏に聞いたところ、日本は確固たるGTIのファンベースがあると指摘。また、ゴルフ全体に占めるGTIの割合が比較的高く、今回の日本専用モデルに結び付いたそうだ。

多くの車両が『里帰り』

クロージングアドレス(閉会式)では、参加者投票による『GTIファン・フェスト2026ベストカーアワード』の表彰があった。

まず発表されたのは、GTIを除く全フォルクスワーゲンの参加車を対象とした『フォルクスワーゲン部門』で、シルバーのタイプ1(ビートル)が選ばれた。オーナー氏によれば、新車当時300台限定で発売されたモデルで、大切に維持しているそうだ。


日本市場で、ゴルフ全体に占めるGTI販売の割合は比較的高いという。    平井大介

続いて『GTI部門』に選ばれたのは、希少価値の高い初代ゴルフGTI。オーナー氏は、外観はオリジナルの雰囲気を維持しつつ、現代で乗りやすいようブレーキやエンジンに手を入れているとのことだった。

その後ふたたび登壇した木下氏は、この日の雰囲気がアットホームだったと指摘。確かにVGJ本社での開催ということで、多くの社員がスタッフとして対応しており、多くの車両がそんな場所に『里帰り』したことで、温かい雰囲気が生まれたのだろう。