【ファンキー通信】皇居周辺に出没する「美ジョガー」とは・・・!?
最近、若い女性の間でジョギングに注目が集まっている。なんでも、エクササイズとして女優やモデルなど、キレイな女性に限って“走ること”に魅了されている人が多いというのだ。ジョギングなんて苦しくてツライだけなのに、スタイルもよくってキレイな人が、なんでわざわざそんなキツイ手段を選ぶのか、ちょっと不思議に思いません? 学生時代のマラソン大会がトラウマになっているだけに、たとえ罰ゲームだとしてもジョギングなんて苦行は避けたい・・・とつい思ってしまうくらいなのに。
「美ジョガー」とは、女性ファッション誌『FRaU』から誕生した美×ジョギングをもじった造語で、おしゃれなウェアを着てスタイリッシュに走る女性の意味。楽しく走っているうちにみるみる身体も引き締まっていって、結果キレイなれるという効果をもたらすワケなのだ。時には美ジョガーミーティングが行われ、ジョギングの専門家の方に講習を受けたり、ジョギング後に美ジョガーみんなで有名レストランにランチを食べにいく・・・という活動もしているそう。
ジョギングウェアも、最近では高機能でかわいいデザインのものが多く、ステラマッカートニーとアディダスのコラボウェアなども販売されていて、こちらは美ジョガー人気も高い様子。
とはいえ、個人的にはいくらかわいいウェアを着たからってジョギングしようとは思えないのですが・・・。一体、美ジョガーたちにとって走ることの魅力ってなんなの?
「いきなり走る!ってなると苦しいけれど、最初の数十分は歩き、それから走りだせば思っているほどツラくないはず。皇居周りのマラソンコースは信号もなく景観もキレイなので走っていてとても気持ちいいんです。かわいいウェアを着ていれば、いっそう気分もいいし、もし知り合いにばったり会っても恥ずかしくないでしょ?」(フリーライター 間庭典子さん)
間庭さんは『FRaU』での執筆もされていて、ご自身もマウイマラソン、東京マラソンなどに出場経験のある美ジョガーのひとり。走ることを通じて知り合った人も多く、今では旅先にシューズを持っていっては、知らない街を走るのが旅の楽しみのひとつなんだそう。ふだんは、ジョギング友だちと皇居周りを一緒に走ったあと、皇居の側にある銭湯で汗を流して帰るのが日課だとか。
「楽しんで走ってキレイになれるなんて一挙両得!」と間庭さん。なんだかそう聞くと、走りたい気分になってきたかも。ひとまずウェアとシューズを揃えて、形から「美ジョガー」入門してみますか!(坂井あやの/verb)
■関連リンク
『ホントに美味しいNY10ドルグルメ』 - livedoor ブックス - 文中でコメントを寄せた間庭さんの著書