あのちゃん

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 タレントのあのと鈴木紗理奈の騒動をご存じだろうか。「興味がない」という人も少なくないだろう。だが、番組内での一言に、SNSでの攻防がネット民に飛び火して炎上。テレビ局が謝罪し、ついにはあのが番組降板という事態に。そして、さらなる炎上も起きかねない飛び火の可能性もあるんだとか。

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 そもそものきっかけは5月18日深夜に放送された「あのちゃんねる」(テレビ朝日)だった。見てみようと思った人もいるかもしれないが、すでにTVerでは番組の配信がなくなり、TELASAではこの日の放送分が抜け落ちている。

 番組を見ていたという民放プロデューサーに聞いた。

あのちゃん

「この日の企画は昨年6月に放送した“あのサッカー部”の第2弾でした。オズワルド・伊藤俊介、サッカー元日本代表・本並健治、9番街レトロ・なかむらしゅんによる“あのチーム”が、ボーイズグループのJO1とINIの精鋭チームと対決するというものでした。最初のゲームは味方が放つセンタリングを質問に答えつつゴールを決めるというもので、トップバッターがあのでした。センタリングの担当は伊藤で、質問は『ベッキーの次に嫌いな芸能人は?』というもの。この質問にあのは『待って!……鈴木紗理奈!』と叫びながらボールを蹴り込んだのですが、伊藤のセンタリングが上手くいかずゴールには至りませんでした」

 そこでセンタリング担当として本並が登場し、再び同じ質問がされたという。

「あのはもう一度『鈴木紗理奈!』と叫び、今度はゴールを決めました。失敗したシーンもスロー再生されたので、計4回、『鈴木紗理奈!』と叫びつつ、あのがシュートする様子が流され、ご丁寧にテロップでも“鈴木紗理奈”と出ていました」

 なぜ、あのが鈴木を嫌っているのかの説明はなかったが、これに怒ったのが当の鈴木だった。20日、彼女はInstagramのストーリーズにこう投稿したのだ。

《いじめやん》

《わたしは画面ではどんなにやり合ってても 裏ではきちんと信頼関係があるという かっこいいバラエティーが好きや》

 そして、この番組に対しての意見を続ける。

《私が出てもない番組で嫌いな芸能人の名前は?という質問で普通に鈴木紗理奈、とあるタレントさんに私の名前出されてた。/だいぶ後輩なうえ、そんなにからみもない。そんな当たり屋みたいな事されて それ勝手に放送されて そういうのって面白いの?》

 さらに、番組スタッフに対しても続く。

《普通にショックやし、共演してない時に言うとか意味わからんし、それそのまま放送するスタッフも意味わからん。/そういうのってほんまに信頼関係がある相手とのプロレスの時やと私は思う》

 その上でこうしめくくった。

《普通にいじめやん》

「いじめられっ子キャラのあのと、どちらかというと元ヤンでいじめっ子キャラの鈴木の立場が逆転した格好ですが、SNSではあのに対する非難が噴出しました。鈴木の言い分がもっともな上に、ネット民は“いじめ”への反応は厳しいですからね」

テレ朝は全面謝罪

 タレントのふわちゃんがXにお笑い芸人のやす子を誹謗する投稿をし、「いじめっ子を思わせる」と大炎上したのは約2年前。彼女は活動休止に追い込まれ、いまだ本格復帰の目途は立っていない。

 この5月にはお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄が、過去にR-1グランプリ王者の中山功太をいじめていたことが発覚して謝罪することに。

「こうした流れがあるため、『あのチャンネル』のネット炎上をまずいと思ったのか、テレ朝が23日に謝罪しました」

 全面的に番組スタッフの非を認めた格好だ。

《5月18日(月)放送の「あのちゃんねる」におきまして、番組制作スタッフの配慮が足りず、鈴木紗理奈様に大変不快な思いをさせてしまい、また、あの様にとって本意ではない形の放送・企画・編集内容により、多くの方に誤解を招く結果となってしまいました。誠に申し訳ありませんでした。/番組の不適切な質問および企画上の意図的な演出により、あの様並びに出演者様に不本意な発言を誘導し、かつその発言の精査が不十分なまま放送してしまいました。/現在、放送に関しまして多くのご意見を頂戴しておりますが、この度の責任はすべて番組制作側にあり、鈴木様、あの様をはじめ関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしてしまったことを改めて深くお詫び申し上げます。》

「フジテレビの騒動以来、民放ではこうしたいじめやハラスメントに対して過剰と言っていいほど敏感ですが、テレ朝の場合、メイン視聴者は高齢者ですから、若い人向けの人材が払底しています。他局ならもっと対応が早かったと思います」

 そして同日、あのちゃんもXを更新した。

オズワルド伊藤はどうなる?

《あのちゃんねるとは「この表現は嫌です」や「これはゲストの方が大変な思いするからやめてください」など、生意気にも番組を大切に思う気持ちから、自分の見解や意見を強く伝えたり、やり取りを重ねることがこれまで何度もありました。/それでも改善されず、自分にとっても不本意な状況が続いたことから、過去にも番組を降ろさせてくださいというところまで腹割って話させてもらっていました。/それから番組側は改善しますと言ってくれたので、もう少し続けようと様子を見て続けてきました。/でも、もう続けたくないので番組を降ります。/つまり、/番組が終わるということになると思います。》

「あのの立ち回りは見事でした。事務所のリスクマネージメントも上手でした。テレ朝だけを悪者にして幕を引く格好です。ただし、SNSでは賛否両論が渦巻いています」

 だが、問題は他にもあるという。

「『あのチャンネル』は3週に1回の放送という不定期放送なの、でどのくらいの人が見ていたか。実は、このサッカー企画は問題の場面以降も続きました。本並のセンタリングで『嫌いな先輩芸人は?』という質問をされたのがオズワルド伊藤でした。彼は答えられなかったのですが、番組では言い訳も放送しました」

伊藤:頭に浮かんだ人が上すぎて、自分でも引いちゃって言えなかった。

本並:誰ですか?

伊藤:マジで大好き、めっちゃ尊敬してる……。

――画面には「誤解しないで!!」のテロップ。

本並:言っちゃいましょ!

伊藤:さ、さんまさん……。嫌いとかじゃない! めっちゃ大好きなんだけど、個人的にあんまりハマってないんだろうなって思うだけで……。

「そもそもあのの鈴木発言は放送べきではありませんでしたが、それでも放送したいのなら、こちらにも『誤解しないで!!』とテロップを入れて、ちゃんと言い訳もさせておくべきでした。一方、伊藤の発言に関しては『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)での直接対決を期待しています。もし実現したら、こうした問題に対する芸能人としての対処法を見せつけてもらいたいですね」

デイリー新潮編集部