現役時代の読売巨人軍・阿部慎之助前監督(撮影:桑原靖)

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巨人・阿部慎之助監督(47)が長女への暴行の疑いで警視庁に現行犯逮捕されて一夜明けた5月26日。球団に自ら辞任を申し入れ受理され、午前11時40分から球団事務所で謝罪会見を行った。

スーツ姿で報道陣の前に姿を見せ、「私の家族のトラブルで多くの野球ファン、プロ野球関係者、会社に多大な心配とご迷惑をかけました。伝統ある巨人軍の名前を汚してしまいました……」と消え入るような声で頭を下げた阿部前監督。

「緊急事態に迅速に対応した球団は昨夜のうちに橋上秀樹オフェンスコーチを監督代行に指名、この日開幕するセ・パ交流戦に備えていました。選手や裏方には試合前練習が始まる前に説明があったといいますが、いらぬ詮索がされないよう報道陣との接触に規制がかかりました。現場では『今こそ誠実に対応すべきではないか』と憤る番記者が多かったです」(スポーツ紙野球デスク)

阿部前監督は中央大から2000年にドラフト1位で入団。19年間の現役生活はほぼレギュラー捕手として過ごしたが、プライベートでは問題が続いた。

「夫人とは、チャリティー番組『24時間テレビ』を放送する系列テレビ局の関係者の紹介で出会い、2006年に結婚しました。3人の子宝に恵まれましたが、2012年に当時、青年誌やグラビア雑誌などを席巻した人気グラドルとの不倫騒動が週刊誌に報じられました。当時、阿部前監督が変装して女性を箱の中に入れて移動させた写真が掲載されたことから『宅配便慎ちゃん』とチームメートやファンから野次られたのは有名な話です。

そのころから家族仲が急激に冷えて、阿部前監督も仕事一辺倒になる傾向が強まった。最近も『家族とのコミュニケーションはあまり取れていない』といい、野球界では阿部家の不仲は公然の事実として知られていました。

それに、1軍監督は誰にも相談できない孤独な商売ですが、1年目こそリーグ優勝したものの昨年は優勝を逃した。常勝軍団ゆえに、2年連続で優勝を逃すことはできないというプレッシャーもあったでしょう。昨シーズン中から強く希望していた投手陣の大型補強も思うように進まず、相当ストレスを抱えていました。

オフにあったゴルフコンペでは選手、首脳陣が寄り付かずペアリングに球団関係者が相当苦労したといいます。自宅に仕事のことを持ち帰る性格ではないので、周囲は『ちゃんと息抜きできているのか……』と心配する声も実は多かった。

今回、児童相談所を経由して警察に通報されたことに、長女は代理人に託した手紙で偶然を強調していましたが、事情を知る球界関係者の多くは『行きつくところまでいってしまった代償だね』とがっかりしています」(球団OB)

3年契約で今シーズンV逸なら退任は確実と見られていたが、その前に誰もが予想しない形でユニフォームを脱ぐこととなった。