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国内保有マツダ車の約10分の1がCX-5

5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始した。

【画像】世界で一番売れているマツダ車!新型『CX-5』日本発売開始 全91枚

クロスオーバーSUVとなるCX-5は2012年に初代が登場して以来、世界中で500万台以上も販売されているマツダの中核モデルだ。日本市場でも現在では販売台数の約4分の1、保有されているマツダ車の約10分の1がCX-5になるという。


5月21日、マツダは新型『CX-5』の販売を開始。    マツダ

新型CX-5のデザインコンセプトは『ウエアラブルギア』。日常生活で使いやすいシンプルで力強いフォルムの都会派SUVでありながら、スポーティなプロポーションと快適な居住性の両立を図っているという。

サイズは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1695mm、ホイールベース2815mm。シルエットを従来型から相似形に拡大させてサイズアップし、スポーティなスタイルと広い室内空間を両立。4本のタイヤの踏ん張り感に特化したシンプルな造形により、あらゆるシーンにフィットするデザインとした。

『走る歓び』を感じさせるコクピット

インテリアでは、マツダらしい『走る歓び』を感じさせるコクピットと、リラックスできる空間の両立をテーマとした。運転席周辺に水平要素を取り入れ、運転中の姿勢変化を感じやすくすると同時に、ドアからインパネにかけての造形を水平方向に繋げて、落ちついた広々とした空間を表現した。

パッケージでは、ホイールベースを先代から115mm延長して、乗員全員に快適で実用性の高い空間を提供した。特にリアシートは膝前や頭上の空間を先代から拡大して居住性を向上。


ドアからインパネにかけての造形を水平方向に繋げて、広々とした空間を表現。    マツダ

また、シールラインを後ろに下げたドア設計で、シートへのアクセス性を改善した。ラゲッジルームも定員乗車時でもゴルフバッグ4個かスーツケース4個を詰める466Lの容量を確保し、荷室間口を18mm下げて機能性も向上させている。

当面は2.5Lマイルドハイブリッドのみ

パワートレインは、マツダが追求してきた『人馬一体の走り』をさらに進化させ、軽やかで安心感のある走りに磨きをかけたという。

ラインナップは現状、2.5L直列4気筒直噴ガソリンに初めてマイルドハイブリッドを組み合わせた『eスカイアクティブG2.5』のみ。走り出しの軽やかな動きや、市街地走行から高速道路の合流まで、日常使いでの期待に応える動力性能と優れた燃費性能の両立を目指した。これに6速ATを組み合わせ、駆動方式はFFと4WDを設定している。


現状は2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジン+モーターのマイルドハイブリッドのみ。    平井大介

また、日本国内で販売するマツダ車としては初めて、E10燃料(従来のガソリンに植物由来のエタノールを10%混ぜている)に対応した。

なお、従来型で定評のあったディーゼルエンジンは、CX-60およびCX-80のラージサイズSUV用とされ、CX-5に搭載される予定はないという。だが、2027年中には次世代エンジンを用いたハイブリッドの『スカイアクティブZ』搭載車が登場する予定だ。

モデルベース開発活用でダンパーを徹底解析

ハンドリングや乗り心地性能に関しては、まずマツダが得意とするモデルベース開発を活用してダンパーを徹底的に解析。国内の道路環境や交通環境に合わせたダンパー減衰の初期応答を極限まで高めた上、バネレートを低めにすることで、路面からの突き上げを抑えた乗り心地を目指している。

また、ブレーキリミテッドスリップディファレンシャルの採用により、滑りやすい路面でクルマの不安定な動きを抑制、コーナー出口からの気持ち良い加速をアシストするという。


ダンパーを徹底的に解析し、路面からの突き上げを抑えた乗り心地を目指す。    マツダ

さらにマツダらしいハンドリング性能を実現すべく、ステアリングの操舵力を軽くしながらも、ドライバーが運転に必要なクルマからのフィードバックを正確に感じ取れるようパワステの制御を見直した。

ドライバーだけでなく同乗者にも安心感を

安心、安全面では、マツダの安全思想『マツダ・プロアクティブセーフティ』に基づき、ドライバーだけでなく同乗者にも安心感を与え、さらに万が一のときには乗員だけでなく、道路を利用する全ての人への被害低減を目指し、安全性能をさらに進化させた。

例えば、ヒューマンマシンインターフェースでは、音声やタッチ操作を積極的に採用し、運転中の視線移動や操作負荷を低減し、より安全で快適な運転をサポート。一方でハザードやデフロスターなど、運転中の危険回避時に使用する機能は独立した物理ボタンとした。


スペースが広くなった後部座席。乗り込みのしやすさも考慮された。    マツダ

先進安全技術では、運転時にドライバーがアクセルペダルを話すと減速アシストする『プロアクティブドライビングアシスト』初採用や、『ドライバー異常時対応システム』、『ドライバーモニタリング』など、最新の先進安全技術『iアクティブセンス』を複数搭載した。

グーグルを全車に搭載

さらに、360度ビューモニターに加えシースルービューも採用し、停車時やドアミラー格納時でも車両側面の確認が可能になった。また、フロントガラスに投影する『アクティブドライビングディスプレイ』の視認性や瞬読性を改善した。

インフォテインメントではグーグルを全車に搭載。トップグレードの『L』にはボーズ・サウンドシステムを標準装備するなど、快適装備も充実させている。


荷室スペース拡大により、ベビーカーが縦方向に収まるようになった。    マツダ

価格は、『S』(FF)の330万円から『L』(4WD)の430万6500円。月間販売計画台数は2000台となっている。

国内でもトヨタRAV4や日産エクストレイル、そしてホンダCR-Vとライバルひしめく激戦区のミドルサイズSUV市場。これらのライバルたちに、新型CX-5はどう立ち向かっていくのか、今後の動向に注目したい。

マツダCX-5のスペック

マツダCX-5 L(4WD)
全長×全幅×全高:4690×1860×1695mm
ホイールベース:2815mm
車両重量:1770kg
エンジン:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量:2488cc
最高出力:131kW(178ps)/6000-6200rpm
最大トルク:237Nm(24.2kg-m)/3800-4000rpm
モーター最高出力:4.8kW(6.5ps)/1000rpm
モーター最大トルク:60.5Nm(6.2kg-m)/100rpm
トランスミッション:6速AT
駆動方式:フロント横置き4WD
燃料/タンク容量:レギュラー/58L
WLTCモード燃費:14.2km/L
タイヤサイズ:225/55R19
価格:430万6500円


価格は『S』(FF)の330万円から『L』(4WD)の430万6500円。月間販売計画台数は2000台だ。    マツダ