地震と豪雨の二重の被害を受けた石川県輪島市南志見地区。人口減少や高齢化が進む南志見地区を新たなビジネスの創出拠点にしようと奮闘する1人の男性を取材しました。

輪島市の北部に位置する南志見地区に建設が進められているこちらの施設。

地震による地盤沈下で傾いた旧南志見保育所を改装した研修宿泊施設、「南志見ラボ」です。

奥能登元気プロジェクト・奥田和也代表「ここは遊戯室ではなくて、今後は研修の部屋になります。学校とか、企業の仕方を学ぶとか、あとは会社関係が過疎地でどうやって商売をやっていくのかを学ぶことをここでやろうとしている」

南志見地区は人口700人→300人に

この施設を手がける奥能登元気プロジェクトの奥田和也さん。

8年前に能登で会社を立ち上げて以降、宿泊業や障がい者支援事業などを行なってきました。

奥能登元気プロジェクト・奥田和也代表「能登はこれから更地になっていくので、この更地の状態で、ゼロからいろんなものを作り上げるという起業の仕方を学べる場所が作れたらいいなと思っている」

地震と豪雨の二重被害を受けた南志見地区。地震前、およそ700人いた住民は、300人ほどに減少。

このうち、およそ8割は高齢者です。

奥能登元気プロジェクト・奥田和也代表「何もしなかったら能登無くなるなと思って、若い人たちは、将来どうするの?と聞いたら、高校卒業したら金沢行くとか、子どもらは、能登に働きたい会社がないっていう言葉を聞いていて、能登に若い子が働きたい思う事業や会社が増えれば、残るなと思った」

1次産業を生かした商品の企画、開発「能登豚丼、輪島ふぐカレー」

人々がこれからも働き生活できる土台を南志見地区に作るために取り組んでいるのが奥能登の一次産業を活用した商品の企画開発です。

13日にお披露目されたばかりの能登豚丼や輪島ふぐカレーなどのレトルト食品に。

こちらは、完成を6月に控えた能登ヒバを使ったキャビンハウス。

奥能登元気プロジェクト・奥田和也代表「能登ヒバを使って、能登の会社が能登の被災地に広げていこうとやっている」

人口減少や高齢化が進む南志見地区で奥田さんが模索するのは、復興した後にどれだけの人に残ってもらえるか…。

今が能登を存続させる最後のチャンスだと話します。

奥能登元気プロジェクト・奥田和也代表「僕らのやっている商売は、規模の小さいやつ、小さいというのは、例えば若い人たちが能登で起業するときにマネできることなんですよ。そういう小さいビジネスの積み重ねをすることが、能登で若い人が起業しようと思ったときや、能登で商売をする際に、同じことをやってもらえば、成功事例を見つければ、みんな同じことをやればいいなと、そういうモデルを作っている」