ホルムズ海峡の事実上の封鎖によりガソリンが入りにくくなっている。 5月19日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、桃山学院大学教授の小嶌正稔さんにこの問題について伺った。 

大竹「小嶌さんはどういうことを研究なさっているんですか?」 

小嶌「石油の流通システムを研究してまして、若い頃は石油会社で色んな経験をさせていただいたので現場を知っています。そして今は理論を勉強して、両方混ざった形で色んな所でお話させていただいております」 

小島慶子「なるほど、元々は石油会社の社員をされていたんですか?」 

小嶌「そうです。石油会社の社員でもちょっと変わってて、ニューヨークにいた時は、原油の取引で注文が入るとトレーダーが紙に書くんですね。それを持って走ってました」 

慶子「当時はニューヨーク市場もデジタル化されてなかったんですね」 

小嶌「そうなんですよ」 

慶子「まさに原油の価格が決まる現場にいらっしゃったんですね」 

大竹「速く走ることで、それが我が物になったりするわけですね」 

小嶌「いつもダッシュしてました」 

大竹「数カ月前までは今、こんなことになるとは思ってなかったですよね」 

小嶌「全然思ってませんよね。本当にショックです。突然やってきたものですから誰も準備できてなかったですよね」 

慶子「2月28日から始まったアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃に伴い、ホルムズ海峡が事実上の封鎖。日本政府は価格高騰に備えて3月19日からガソリンの店頭価格を170円に抑えるよう補助金の支給を開始しました」 

大竹「政府の補助が出ていますけど、このやり方には色んな問題が含まれていると思うんですが、いかがですか?」 

小嶌「物凄く問題があります。政策を作る時には、この政策をやったら、いくらお金がかかるかっていうことを最初にわかっていることが大事。そうすると国会でも、これだけお金がかかるんだから、もう少しこうしたほうがいいんじゃないかなど議論することができる。初めから金額を決めてしまっては、原油が上がれば予算はたくさんかかる、下がれば少しで済む。でも、どんどん上がっていくと、いったいいくらかかるのかわからないので議論のしようがないですよね」