14日、支持者に囲まれながらエルサレムの旧市街に入るイタマル・ベングビール国家治安相=福島利之撮影

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 【エルサレム=福島利之】イスラエルによる東西エルサレムの統一を祝う「エルサレムの日」の行進が14日、旧市街や周辺で行われ、極右の支持者ら数万人が国旗を振りながら「イスラエルは何も恐れない」と叫んだ。

 エルサレムの日は、イスラエルが1967年の第3次中東戦争でパレスチナ人が住む東エルサレムを占領した翌年に定められた。近年は、極右の支持基盤のヨルダン川西岸の入植地の若者らが、旧市街でパレスチナ人への民族憎悪をむき出しにする行事となっている。

 今年は数千人の警察官が配備されて行進を誘導したが、一部の若者がパレスチナ人の商店を襲うなどして暴徒化し、「アラブ人に死を」などと叫んだ。西岸入植地の宗教学校から友人と参加した男子生徒(17)は「エルサレムは神からユダヤ人に与えられた土地だ」と語った。極右政党を率いるイタマル・ベングビール国家治安相も姿を見せ、「聖地は我々の手中にある」と記者団に語った。