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およそ9年ぶりに中国を訪れているアメリカのトランプ大統領は、習近平国家主席と首脳会談を行いました。親密さをアピールした両首脳ですが、日本政府としてはどう見ているのでしょうか。政治部・長谷栞里記者の中継です。

日本政府内からは、首脳会談の冒頭、そして、その後伝わってくる情報については「想定の範囲内」と冷静な受け止めが出ています。

お互いをたたえ合う会談冒頭の様子を見たある政府関係者は、「トランプ大統領は相手が喜ぶことを言って持ち上げる。いつも通りだ」と話していました。

別の政府関係者は、習近平国家主席についても「中国は来客をもてなす文化なので、得意とするところだ」と、双方、冒頭は社交辞令との受け止めです。一方で、日本政府が最も気にしているのは、トランプ大統領が台湾についてこれまでのアメリカの立場を変え、譲歩しないかどうかです。

中国国営メディアは、習主席が会談の中で、台湾問題について触れ、「適切に処理できなければ中米関係を危険な状態に追い込む」と発言したと伝えていますが、ある政府関係者は「中国の典型的なプロパガンダ」だとして、「トランプ大統領がどのように答えたかが重要」と分析していました。

今回の米中首脳会談の前には、トランプ氏に近いベッセント財務長官が日本に来て、高市首相らと面会していましたが、ある外務省幹部は、「米中首脳会談でアメリカが対中政策を大きく変えるような話にはならないだろう」と手応えを語っていました。

果たして、その通りになるのか。日本政府は今後も出てくる情報を静かに見守っています。