磐越道バス事故 部活の遠征…安全対策は? バス会社が依頼うけるときは?
福島県の磐越道で、部活遠征中のバスで21人が死傷した事故が起きました。部活の遠征でバスを使う高校に、安全をどう確保しているか聞きました。
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事故は北越高校・男子ソフトテニス部の部活動の遠征中に起きました。これまで、見積もりなどの書面はなく、顧問がバスに同乗していないことがわかっています。
今回取材した、青稜高等学校の校長が見せてくれたのは、合宿時に保護者に渡しているという通知です。
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青稜高等学校・青田泰明校長
「どういうふうな形のコストがかかって、お子様たちと一緒に合宿するかという内容が記載。各部活いろんな会社を使っていて、情報共有しながら」
合宿にかかる交通費の欄には、貸し切りバスと高速代で合計32万5400円、1人あたり8800円を保護者から徴収しているといいます。
青稜高等学校・青田泰明校長
「安全という面では、やはりプロ・企業にお任せする。そういった方が当然、理にかなっていると思う」
こちらの学校は、今回の事故をうけて、各部活が委託した会社に車両や運転手などの情報を改めて共有してもらうよう検討しているということです。
■別の学校顧問「運転手の名前も明記」

文部科学省によりますと、遠征時の移動について、ガイドラインに記載はないため、それぞれの学校ごとに判断し、危機管理マニュアルを作成するよう促しているということです。
先ほどの学校でも、顧問がバスなどを手配しているといいます。
青稜高等学校・男子ソフトテニス部顧問
「私がお願いしているところは、運転手の名前も明記した形で書類が手元に来ているので」
■部活動から依頼うけるバス会社…疑問呈す

北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問
「今思えばバスに同乗しなかった私の判断は誤りであったと思います」
では、バス会社の対応はどうなっているのでしょうか。学校の部活動から依頼をうけているというバス会社は、今回の事故に疑問を呈しました。
バス会社「銀河鉄道」山本宏昭社長
「バス会社がレンタカー手配するなんてことは、全然自分のところには関係ない話で1銭にもならないこと。運転手もうちの登録した運転手しか乗れない」
また、学校に見積もりを出した後、契約内容は最終的に必ず書面で確認、保管するということです。
文部科学省は、今回の事故の事実関係の確認を最優先とした上で、今後、部活動の遠征について対策などを検討していくということです。
(5月11日放送『news zero』より)