“帰る場所を作りたい” 被災家屋が地域唯一の宿泊施設に 石川・輪島市の宿所「皆の家」オープンへ
地元の人が帰れる場所を作りました。石川県輪島市門前町で能登半島地震や奥能登豪雨の被害を受けた家屋。地域住民が協力して地域唯一の宿泊施設へリニューアルしました。
石川県輪島市門前町の七浦地区の簡易宿所「皆の宿」。
地元住民が買いとった築50年の木造住宅が、宿泊施設へと生まれ変わります。
皆の宿の客室は、和洋合わせて5部屋。
宿泊プランは素泊まりのみで、1人5500円からとなっています。
ただこの宿のターゲットは、観光客ではありません。
七浦地区再生会議・斯波 安夫 副代表:
「この地域には、宿泊する場所がないというのが一番の理由です。震災を切っ掛けに家を解体して、帰る場所がない帰る家がない、そういう状況だった」
泊まる場所ではなく帰る場所を作りたいと、地震と豪雨で傷ついた建物を修復しました。
七浦地区再生会議・斯波 安夫 副代表:
「ここら辺まで(浸水した)。だから床全部まくったし、建具も畳も全部だめになった」
被災家屋から宿泊施設に生まれ変わるために欠かせなかったのは地域のみんなの力でした。
がれきの撤去、家財の運びだし、泥の撤去など、この宿は地域で助け合った結晶です。
そして、6日の内覧会に招かれたのはやっぱり、地元のみんなでした。
地元の人は:
「いいよね~。こういうところがあったら。たまにお墓参りに行って、こういうところに泊まったらいいかなと思います」
七浦地区再生会議・斯波 安夫 副代表:
「地元の方に気軽に足を運んでいただける。地元の方のご家族、ここ(七浦を)離れている人が泊まる場所として、利用していただければいいな」
皆の宿は今月15日から営業を始めます。
