不可解な現象が起きる「松木家」。霊が見える姉は、家を出て1人暮らしをしている。彼女曰く「4人出る」という。松木家では不可解な現象が起きているが、家族は平然と住み続けている。佐藤さんの創作漫画『松木さんちシリーズ』を紹介するとともに話を聞いた。

【漫画】本編を読む

■「どこの部屋の話してんの?2階にはあんたたちの洋室しかないでしょ?」

【松木さんち#3】ベランダに人がいる家07


【松木さんち#3】ベランダに人がいる家08


【松木さんち#3】ベランダに人がいる家11


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松木家は、祖母、母と子どもの3人暮らし。姉のハヅキはすでに家を出て、近くで1人暮らしをしている。家を出た理由は幽霊が出るから。「4人出る」と姉は言う。彼女がはじめて霊を見たのは、学校の帰り。ベランダから部屋の中を覗いている人を発見した。不法侵入者だと思い、警察を呼ぼうとするが、姉が2階に上がってベランダを見るといつの間にか消えていた。

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【松木さんち#4】玉すだれの揺れる家03


【松木さんち#4】玉すだれの揺れる家04


「実は、長姉だけが4人いる(4人しかいない)と思っています。家族それぞれで精神状態は違いますし、何かに取り憑かれているとしたら、その程度も違います。感受性・性格の違いによって家に起こる怪異への対応の違い、を描くのはおもしろそうだなと思っています」と、作者の佐藤さんが話すように、姉は「4人いる」と思っているが家族それぞれに起きる不可解な現象は違っている。会話の違和感も、母や祖母にはどう見えているのか、ゾッとする瞬間である。

佐藤さんがホラー漫画を描こうと思った経緯は、「自分の中で『こういうホラーが観たい(読みたい)」という感覚があるんです」という。しかし、「読みたい、イメージする作品をあまり見かけないため、自分で描けたらいいなと思いました」それが漫画を描き始めるきっかけとなった。

【松木さんち#2】二階でドタバタする家07


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【松木さんち#2】二階でドタバタする家10


【松木さんち#2】二階でドタバタする家11


こだわっているところは、「あとで自分が読んでもゾクゾクするような表現が漫画の中でできてたらいいなと思います」という。『松木さんちシリーズ』全体のテーマについての着想は、「はじめは短くてオチのない不思議な話をたくさん描きたくて始めたのですが、ちょっと意図と違ってきていますね。こちらのインタビューで方針を振り返るいい機会をいただいたなと思ってます。感謝です」

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次々に不可解な現象が起きる松木家。しかし、霊は住人に対して何かをしてくるわけではない様子。「敵意も興味もなさそうだからか、怖くなくて済んでる」というコメントもあるが、「頭混乱するのと恐怖が同時にきたわ」「漫画でしか表現できない内容」「これ、どこから現実?」など、読者のコメント欄も「意味が理解できなくても怖い!」の声が集まる。

取材協力:佐藤

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