TBS安住紳一郎 「偏るからテレビ見ろ」ネット世代に忠告も“報道の公平性”めぐる議論百出
若者の「深刻なテレビ離れ」が囁かれる昨今、TBSの安住紳一郎アナウンサーがテレビを観ない30歳前後の世代に放った一言が、波紋を呼んでいる。
「安住さんは、5月3日放送の『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)の中で、思春期のころにネットで育った30歳前後の世代には『原文ママ』という表記を原文(はら・ふみ)さんという人物の母だと勘違いしていたリスナーが多い傾向にあることを紹介。『極論ばっかり言うと嫌われちゃうけれど』と前置きした上で、ネットやSNSを中心に育った30歳前後くらいの人たちについて『意外にちょっと勘違いしたまま大きくなられてるって人が多かったりして、テレビとか新聞がつまらないって思っている世代でもあるんだけれども』と語ると『やっぱりね、ちょっと偏るからテレビ見ろって感じだよね。つまらないかも知れないけど、偏るからテレビ見ろって感じだね』と並行してテレビも見ることを促しました」(スポーツ紙記者)
テレビの世界を主戦場とする“TBSの顔”ともいえる安住の提言に、X上では
《そういうことは報道側の姿勢を正し、結果を持って示すべき。テレビ離れの原因も解決しないまま「偏るからテレビ見ろ」と言われても、気持ちは動かないだろう。》
《テレビの中から言ってるんだから完全にポジショントークであり、そもそもテレビが偏っているんだし偏らせてるのは貴方含めたアナウンサーやジャーナリストですよ 勘違いも甚だしい》
など多くの批判が集まる事態となっている。
「TBSは特に看板番組のひとつである『報道特集』の内容をめぐって物議を醸すことが多いです。直近では参院選の投開票まで約1週間となった2025年7月12日の放送で、参政党についての報じ方が問題となりました。当時、同党は『日本人ファースト』を掲げており、番組ナレーションでは『参政党は外国人が優遇されているなどと訴え、犯罪や生活保護について強硬な主張を繰り返す』などと紹介されました。
その後、有識者が『露骨なヘイトスピーチがおこなわれている』と指摘し、番組の最後ではメインキャスター・山本恵里伽アナが『社会が決して受け入れてこなかった、排外的な、差別的な言葉がSNSで拡散していく。そういった現実に、正直すごく戸惑いを感じています』と語りました。さらに、山本アナは外国籍の人とまったく関わらずに生活している人はほとんどいないとし、『自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に、想像力をもって投票しなければいけないなと感じています』と投票の姿勢にまで言及しました。この報道内容に対し、参政党は『偏向報道』としてTBSに対して抗議と訂正を求めました。この件から、同番組への否定的なイメージを持っている人も多いのでしょう」
安住アナは「テレビの報道が偏ってるっておっしゃる方もいらっしゃるので、なかなか難しい問題ではありますが」と断っていたものの、「偏るからテレビ見ろ」の一言には「TBSがそれを言うのか」との指摘を受けてしまったようだ。
