東京都区部の消費者物価、3か月続けて2%下回る…暫定税率廃止などでガソリン価格下落
総務省が1日発表した4月の東京都区部の消費者物価指数(2020年=100、中旬速報値)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合が111・7で、前年同月比で1・5%上昇した。
3月(1・7%上昇)から0・2ポイント低下し、3か月続けて2%を下回った。
22年3月(0・8%上昇)以来、約4年ぶりの低い伸び率となったものの、物価は20年時点に比べておよそ1・1倍の水準にあり、家計の負担感は続いている。
品目別では、ガソリン価格が9・9%下落し、前月の1・0%下落から下げ幅を大きく拡大した。昨年末のガソリン暫定税率廃止に加え、政府が原油の高騰対策としてガソリン補助金を3月19日に再開し、店頭価格が押し下げられた。ともに政府の補助が4月支払い分まで適用された電気代は3・0%、都市ガス代は6・0%下落した。さらにこれまで物価を押し上げてきたコメ類の上げ幅は3・6%と、23年4月(3・5%)の水準まで縮小した。
一方、JR東日本が3月14日に実施した運賃の値上げを受け、通勤定期(JR)は17・3%と大幅に上昇した。新生活需要で、賃貸マンションなどの「民営家賃」も1・4%上昇した。
