パソコン操作中に椅子から転げ落ち心肺停止に、同僚が近くにAEDあること思い出し…「一致団結で社会復帰につながった」
新潟県南魚沼市の「マイクロ・テック浦佐工場」で勤務中に心肺停止になった50歳代男性に素早く心肺蘇生措置を施し、社会復帰に導いたとして、同市消防本部は21日、男性の同僚5人に感謝状を贈った。
同僚らは皆、「回復して、本当によかった」と口をそろえた。
男性は1月14日昼過ぎ、室内でパソコンを操作していたところ、椅子から転げ落ちた。苦しそうで、近くにいた山田雅也さん(29)が人を呼び、若槻智美さん(48)が119番した。意識がなく、呼吸もしていない状態で山田さんらが心臓マッサージをする中、近くの事業所にAED(自動体外式除細動器)があることを思い出した原澤愛さん(49)が、急いで行って借りてきた。
AEDは見るのも初めてだったが、佐藤啓人さん(45)と笠原早人さん(47)が男性にパッドを装着し、原澤さんが除細動のボタンを押した。心臓マッサージを再開したところに救急隊が到着し、男性を病院に搬送した。
男性はその後、回復し、元気に仕事にも復帰。工場ではこれを機に、AEDを導入した。笠原さんは「AEDを使うのは初めてだったが、できることをやろうと無我夢中だった。無事に帰ってきた時はうれしかった」と笑顔を見せた。
戸田和徳消防長は「一致団結した行動で社会復帰につながった」と感謝した。
