SNSで論争…画面の質も「欧米に通用」 フジ、10月期GP帯で国際共同製作ドラマ アジア7都市同時誘拐事件の“過酷ゲーム”
フジテレビは21日、海外共同製作プロジェクトによる10月期のゴールデン・プライム帯連続ドラマ『kiDnap GAME』を発表した。アジア7都市を舞台にした同作は、複数の海外企業が出資し、現地キャスト・現地スタッフとの連携によって制作。すでに18の国と地域で放送・配信が決定している。

『kiDnap GAME』
21日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた発表会で、ティザー映像を上映。ストーリーは、東京、ソウル、マニラ、バンコク、台北、シンガポール、那覇の7都市で同時誘拐事件が発生するところからスタート。誘拐されたのは、参加者たちにとって「一番大切な人」「一番愛している人」で、取り戻すために犯人から課されたミッションを10日間でクリアしなければならない。しかも、最も早くクリアした1人だけが勝ち残り、それ以外の被害者には命がないという過酷なルールが敷かれる。誰のため、何のために仕掛けられたゲームなのか、そして誰が生き残るのかが見どころになる。
演出・プロデュースのフジテレビ加藤裕将氏は、この企画を3年前に立ち上げたと説明。「韓国の『イカゲーム』のようなグローバルヒットを日本でも、そしてフジテレビでも作りたい」という思いが原点にあったという。アジア7都市で同時誘拐事件が起こるというスケールの大きな物語を実現するため、香港のMakerVille社、韓国のSimStory社とタッグを組み、出資だけでなく現地撮影の協力も受けながら進めてきたという。
撮影は昨年11月にスタートし、東京に加え、シンガポール、ソウル、台北、香港で撮影を実施。今後はマニラ、バンコクなどでも撮影を行い、5月いっぱいのクランクアップを予定している。メインスタッフは日本側が担いつつ、海外ロケでは現地プロダクションと合同チームを編成して撮影しているといい、「日本のドラマが海外ロケに行く」という従来型ではなく、「真の意味での国際共同製作ドラマが実現したと思っています」(若松央樹第1スタジオ局長)と胸を張る。
共同制作パートナーとして参加する香港のMakerVille社、韓国のSimStory社もオンラインで登壇。SimStory社のソCEOは「最初に脚本を読んだ際に、加藤監督は天才ではないかと思いました」と絶賛。ジャンルとしての緊張感と感情の深さを両立させる演出力、各国を代表する俳優陣、そして強力なパートナー体制によって、成功を確信して参加を決めたと語った。さらに「シーズン2まで展開できることを期待している」と続編への期待ものぞかせ、加藤氏は「天才」の褒め言葉に恐縮しながら「頑張ります」と意欲を見せた。
ここ数日、日本のドラマの画面が「安っぽい」という論争がSNSで盛り上がりを見せていたが、加藤氏は今作について、「いわゆるグローバルスタンダードとなりまして、4Kで撮影しています。先ほど上映したティザー映像はカラーグレーディングをする前なので、ここも追い込んでやっていきますのでアジアだけでなく欧米にも通用するようなルック(映像の質)を目指しています」と力を込めた。それに伴う制作費の具体的な規模は明言を避けたが、「かなりあります」と語り、通常の連続ドラマを上回る規模感をうかがわせた。
渋谷謙太郎コンテンツ事業局長は、同局が昨年7月の新体制以降、「地上波放送起点の会社からコンテンツ起点の会社へ」生まれ変わろうとしていると説明。ドラマや映画、バラエティ、ドキュメンタリーといった自社IPを、放送にとどまらず配信やグローバルビジネスへ広げていく方針を示し、その象徴的な取り組みが『kiDnap GAME』だと位置づけた。
若松局長も「これまでは国内地上波の視聴率を主眼に置いた番組制作でしたが、これからは国内のみならず海外でも通用するコンテンツを作っていきたい」と意気込みを見せている。

演出・プロデュースの加藤裕将氏

発表会の司会を務めた元アナウンサーでディストリビューション部の秋元優里氏

21日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた発表会で、ティザー映像を上映。ストーリーは、東京、ソウル、マニラ、バンコク、台北、シンガポール、那覇の7都市で同時誘拐事件が発生するところからスタート。誘拐されたのは、参加者たちにとって「一番大切な人」「一番愛している人」で、取り戻すために犯人から課されたミッションを10日間でクリアしなければならない。しかも、最も早くクリアした1人だけが勝ち残り、それ以外の被害者には命がないという過酷なルールが敷かれる。誰のため、何のために仕掛けられたゲームなのか、そして誰が生き残るのかが見どころになる。
撮影は昨年11月にスタートし、東京に加え、シンガポール、ソウル、台北、香港で撮影を実施。今後はマニラ、バンコクなどでも撮影を行い、5月いっぱいのクランクアップを予定している。メインスタッフは日本側が担いつつ、海外ロケでは現地プロダクションと合同チームを編成して撮影しているといい、「日本のドラマが海外ロケに行く」という従来型ではなく、「真の意味での国際共同製作ドラマが実現したと思っています」(若松央樹第1スタジオ局長)と胸を張る。
共同制作パートナーとして参加する香港のMakerVille社、韓国のSimStory社もオンラインで登壇。SimStory社のソCEOは「最初に脚本を読んだ際に、加藤監督は天才ではないかと思いました」と絶賛。ジャンルとしての緊張感と感情の深さを両立させる演出力、各国を代表する俳優陣、そして強力なパートナー体制によって、成功を確信して参加を決めたと語った。さらに「シーズン2まで展開できることを期待している」と続編への期待ものぞかせ、加藤氏は「天才」の褒め言葉に恐縮しながら「頑張ります」と意欲を見せた。
ここ数日、日本のドラマの画面が「安っぽい」という論争がSNSで盛り上がりを見せていたが、加藤氏は今作について、「いわゆるグローバルスタンダードとなりまして、4Kで撮影しています。先ほど上映したティザー映像はカラーグレーディングをする前なので、ここも追い込んでやっていきますのでアジアだけでなく欧米にも通用するようなルック(映像の質)を目指しています」と力を込めた。それに伴う制作費の具体的な規模は明言を避けたが、「かなりあります」と語り、通常の連続ドラマを上回る規模感をうかがわせた。
渋谷謙太郎コンテンツ事業局長は、同局が昨年7月の新体制以降、「地上波放送起点の会社からコンテンツ起点の会社へ」生まれ変わろうとしていると説明。ドラマや映画、バラエティ、ドキュメンタリーといった自社IPを、放送にとどまらず配信やグローバルビジネスへ広げていく方針を示し、その象徴的な取り組みが『kiDnap GAME』だと位置づけた。
若松局長も「これまでは国内地上波の視聴率を主眼に置いた番組制作でしたが、これからは国内のみならず海外でも通用するコンテンツを作っていきたい」と意気込みを見せている。


