プラチナドリームに騎乗する石神深

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 「中山グランドジャンプ・JG1」(18日、中山)

 障害界の名手がラストの大舞台に挑む。8日に今月30日をもって引退を発表した石神深一騎手(43)=美浦・フリー。障害界を代表する存在として長年第一線を支えてきた。しかし、昨年は18年以来の1桁となる7勝。モチベーションを保つことが難しくなっていた。

 「結果を出せずいいイメージが湧かなくなってきて、中途半端な“石神深一”を見せてはいけないという気持ちがありました」と苦悩を明かした。もちろん常に全力。それでも、心の奥のつかえが取れることなかった。

 レースには4月末まで騎乗するが、JG1は今回が最後となる。コンビを組むプラチナドリームとは1週前にコンタクト。「ケイコで動けるようになったし、良くなっています」と手応えをつかむ。また月曜日には、ともにJG19勝を挙げたオジュウチョウサンに引退報告を行ってきたとのこと。「うるさかったけど、元気そうで良かった」と盟友へのあいさつも完了し、目を細める。「勝って引退報告会に参加できれば」と力を込める一戦。最後はファンに結果で恩返しをする。(デイリースポーツ・斎藤諒)