エルメス、26年1〜3月期は中東で減収 インバウンド減で仏本国も苦戦
部門別では、全体の売り上げのおよそ半分を占めるレザーグッズ&馬具部門(同9.4%増)を筆頭に、シルク&テキスタイル部門(同7.8%)やジュエリーおよびホーム製品を含むその他の「エルメス」部門(同6.8%増)などで増収を記録。ウォッチ部門のみ同3.7%の減収となった。
主力のレザーグッズ&馬具部門は、横長フォルムの新モデル「フォーブル・エクスプレス」や、「コリエ・ダトラージュ」の売れ行きが好調で、18億4900万ユーロ(約3457億円)を計上。生産能力の増強も寄与した。4月上旬にはジロンド県ループに25番目となるレザーグッズ工房を新設。今後も2027年から2030年にかけてフランス各地に工房を開設予定で、雇用とトレーニングの機会創出を通じて地域社会への貢献を強化するという。37年間にわたってプレタポルテのメンズ部門を率いてきたヴェロニク・ニシャニアン(Véronique Nichanian)のアーティスティック・ディレクター退任が注目を集めたプレタポルテ&アクセサリー部門は同0.4%増の10億7600万ユーロ(約2012億円)だった。なお、同職の後任はグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)が務め、最初のコレクションは2027年1月に発表される予定だ。
エルメス・インターナショナルのアクセル・デュマ(Axel Dumas)CEOは「緊迫した地政学的環境の中、エルメスは長期的な戦略に忠実であり続け、その針路を維持しています。豊かな創造性、妥協のない品質、そして顧客の忠誠心に支えられ、エルメスは2026年も自信と確信を持って収益性の高い成長を続けています」とコメントしている。
※前年比実績は為替変動などの影響を除く
※1ユーロ= 187円
