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中古住宅を検討する際、誰もが一度は不安に思うのが「この家、傾いていないかな?」という点です。見た目が綺麗でも、実際に歩いてみて三半規管に違和感を感じたり、建具の動きがスムーズでなかったり……。そんな物件に出会ったとき、私たちはどう判断すべきなのでしょうか。
今回は、さくら事務所執行役員CCOの友田雄俊さんと、不動産エージェントの村田洋一さんが、建物が傾くメカニズムから、修繕にかかる費用の目安、そして売買における「情報の透明性」の重要性について徹底解説します。

■ なぜ建物は傾くのか? 2つの大きな要因
建物が傾く原因は、大きく分けて「地面(地盤)」によるものと、「建物本体」によるものの2パターンがあります。
1. 地面(地盤)に起因する要因
建物という重い構造物が載ることで、地面がその重さに耐えきれず沈み込んでしまうケースです。
・2000年以前の物件は要注意:現在でこそ当たり前となった「地盤調査」の義務化は、実は2000年から。それ以前の建物は、地盤の強さを十分にリサーチせずに建てられていることがあり、建物の重みで地面に「めり込んでいる」場合があります。
・データで見る「築20年の壁」:さくら事務所の調査データ(2024年)でも、築20年前後を境に、著しい傾きが見られる物件の割合が急増する傾向にあります。
2. 建物そのものに起因する要因
地盤沈下ではなく、建物の一部が変形して傾きが生じるケースです。
・木材の乾燥と変形:古い木造住宅で「1本ものの木材(無垢材)」を使っている場合、乾燥に伴う木材特有の「反り」や「曲がり」によって床が沈むことがあります。
・クリープ現象:ピアノや巨大な本棚など、長期間にわたって特定の場所に重い荷重がかかり続けることで、徐々に構造材が変形していく現象です。
・二次被害(シロアリ・腐朽):シロアリの食害や湿気で土台が傷み、支える力が弱まった箇所だけが沈んでしまうこともあります。

■ 放置は危険? 傾きがもたらす「健康」と「耐震」のリスク
「多少の傾きなら気にならない」という売主様もいますが、買主様にとっては無視できないリスクが2つあります。
1. 健康被害(平衡感覚の狂い)
人間は非常にデリケートです。傾いた部屋で過ごすと、三半規管に狂いが生じて吐き気やめまい、倦怠感を感じることがあります。逆にその環境に慣れてしまうと、水平な場所へ行ったときに体調を崩すという負の連鎖も起こり得ます。
2. 耐震性能の低下
建物は「真っ直ぐ立っていること」を前提に耐震設計されています。傾いているということは、地震の揺れを逃がす力が正しく伝わらず、本来の強さを発揮できない「脆い状態」になっていることを意味します。

■ 知っておきたい「傾きの目安」と「修繕コスト」
インスペクションでは、以下の数値を一つの基準としています。
・1000分の3未満:新築時でも生じうる、許容範囲内の誤差。
・1000分の6以上:多くの人が「違和感」を覚え始めるラインであり、ガイドライン上も「劣化」と判定される目安です。
修繕費用の目安
・根本治療(地盤沈下修正):建物全体をジャッキアップして地盤から直す場合、費用は500万~600万円以上になることも。
・部分治療(床の張り替え・調整):構造に問題がなく、床だけを水平に調整する場合、範囲によりますが数十万~100万円程度で済むケースもあります。

【まとめ】「情報のオープン化」が中古売買の信頼を築く
「傾きの情報が出ると売れにくくなるのではないか」と不安に思う売主様も多いですが、現実は逆です。むしろ、インスペクションで現状をすべて明らかにし、「何が原因で、どの程度傾いているのか」を正しく伝えることが、買主様の安心感に繋がり、結果としてスムーズな取引を実現します。
買主様にとっては、契約前に「将来いくらの修繕費がかかるか」を把握できることが最大の自衛策です。
見えない基礎や地盤の不安を解消するために、株式会社さくら事務所のようなホームインスペクションを「住まいの精密検査」として活用してみませんか。プロの目で真実を洗い出し、納得感を持って後悔しない家選びを実現しましょう!

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