マイナンバーカードなしで「スマホの確定申告」はできない? マイナンバーカードなしの確定申告方法は何がある?

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カードを紛失する可能性があるなど、さまざまな事情であえてマイナンバーカードを持っていない人もいるでしょう。 しかし、確定申告をする場合、マイナンバーカードを持っている方が申告方法が簡単になる可能性があります。 今回は、今後の申告に備えて、スマホで確定申告をする際に必要なものや、マイナンバーカードなしで確定申告をする方法などについてご紹介します。

スマホの確定申告で必要なもの

国税庁「令和7年分確定申告特集」によると、スマートフォンでe-Taxを通して確定申告をしたい場合、以下が必要です。
 

・スマートフォン(マイナンバーカード読取対応のもの)
・マイナンバーカード
・マイナンバーカードの作成時に決めた利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)と署名用電子証明書のパスワード(英数字6~16文字)

つまり、マイナンバーカードおよび暗証番号、パスワードがなければ基本的にはスマホを利用したe-Taxによる確定申告はできません。
また、マイナンバーカードを持っていても、マイナンバーカードの有効期限や電子証明書の有効期限が切れている場合は、オンラインでの確定申告はできないため注意しましょう。

マイナンバーカードなしで確定申告をする方法

マイナンバーカードがない場合、基本的には書類を作成後、郵送か税務署へ直接持参する形で確定申告を行います。郵送や持参で行う場合、確定申告書は国税庁の公式サイトからダウンロードが可能です。
手書きで作成したくない場合は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用する方法もあります。「確定申告書等作成コーナー」は、必要事項を画面の指示に沿って入力していくことで確定申告書を作成できる点がメリットです。
「確定申告書等作成コーナー」を利用して作成した確定申告書は、印刷をして提出しましょう。

税務署から発行されたIDとパスワードを使う方法もある

e-Taxは、マイナンバーカードがなくても専用のIDとパスワードがあれば利用できる場合があります。事前に税務署で本人確認を行った上で、e-Tax用のIDとパスワードを発行してもらっていれば、スマホからでも申告できるでしょう。
この「ID・パスワード方式」は、マイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応として運用が開始されました。
国税庁によると、マイナンバーカードの保有率が約8割となったことを受け、令和7年10月1日より、「ID・パスワード方式」で使用するIDとパスワードについて新規発行は停止されています。
そのため、令和7年10月1日より前にe-Tax用のIDとパスワードを発行してもらっていなければ、マイナンバーカードなしではスマホでの確定申告はできません。しかし、すでにIDとパスワードを発行してもらっていれば、現時点では引き続きe-Taxの利用が可能です。
ただし、過去にIDとパスワードを取得していた人が利用できるというのも、今後変わる可能性があります。

確定申告書の作成で困ったときの相談先

確定申告の作成で困った場合、スマホを持っているなら国税庁の公式サイトでまず調べてみるとよいでしょう。
国税庁のサイトには「税についての相談窓口」というページがあり、税務相談チャットボットやヘルプデスクFAQなどを利用して疑問を調べられます。確定申告期に多いお問い合わせ事項もまとめられており、基本的な事項が分かります。
自分で調べても分からないときは、電話相談センターの利用も検討してみましょう。ただし、確定申告時期は電話が混み合い、つながりにくくなる可能性があります。確定申告に不安を覚えるときは、できるだけ申告期限に余裕を持って相談しましょう。

以前税務署から専用のIDとパスワードを発行してもらっていればマイナンバーカードなしでe-Taxを利用できる可能性がある

スマホで確定申告をするには、e-Taxを利用します。e-Taxの利用には原則としてマイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードがなければ、スマホでの確定申告はできない可能性があります。
マイナンバーカードがないときは、確定申告書の郵送や税務署への持ち込みで確定申告をしましょう。
また、令和7年10月1日より前に専用のIDとパスワードを発行していた場合は、マイナンバーカードなしでもe-Taxを利用できる可能性があります。ただし、すでに発行済みの場合でも今後使えなくなる可能性がある点は留意しておきましょう。
 

出典

国税庁 令和7年分確定申告特集 スマホとマイナンバーカードでe-Tax!
国税庁 「確定申告書等作成コーナー」で利用するID・パスワードの新規発行停止について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー