冬は暖房便座をつけっぱなしにしています。使わない時間帯は電源を切ったほうが節約できるでしょうか? 具体的にいくら節約できますか?

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冬のトイレで「冷たい便座」は、それだけでストレスがかかります。そのため、暖房便座をつけっぱなしにする気持ちはよく分かります。一方で電気代が上がりやすい季節でもあり、「使わない時間は切ったほうが得?」と迷うでしょう。 そこで本記事では、暖房便座を使わない時間帯に電源を切った場合の節約効果と、タイマー・節電モードを含めた上手な運用方法、さらに電気代を具体的に試算する目安について解説します。

暖房便座の電気代の目安はどれくらい?

目安として、暖房便座の年間消費電力量が約140キロワットアワーという例があり、電気料金の計算に使われる「目安単価」を1キロワットアワーあたり31円とすると、年間の電気代は「140キロワットアワー×31円=約4340円(1日あたり約12円)という試算になります。

使わない時間に電源を切ると、いくら節約できる?

本章では、先ほどの「年間140キロワットアワー(=4340円/年)」を24時間つけっぱなしの基準だとみなし、電源を切っている時間に応じて電気代が減るものとして概算します。実際は、室温・設定温度・便座の断熱性で上下します。
 

■節約額の早見(概算)

・毎日8時間(就寝中など)切る:4340円×(8/24)≒約1450円/年 節約
・毎日12時間(夜~朝+日中外出など)切る:4340円×(12/24)≒約2170円/年 節約
・毎日16時間(日中不在が長い世帯など)切る:4340円×(16/24)≒約2890円/年 節約

「思ったより小さい?」と感じるかもしれませんが、便座はそもそもエアコンほどの電力は使いません。逆にいえば、“切る時間を確保できるか”が節約幅を決めるタイプの家電です。

こまめに電源を切るのは逆効果にならない?

電源を切れば節約になりそうに感じる方も多いと思われますが、切る時間が短いと、かえって快適さを損ねたり節約効果が小さくなったりすることもあります。
電源をこまめに切って節約しようとする場合、注意点は2つあります。短時間のオンオフでは節約効果が出にくいことと、切り方によっては座った瞬間に冷たく感じるなど、快適性が下がりやすいことです。
1. 短時間(例:1~2時間)だけ切る
便座の断熱性により完全に冷え切る前に再加熱が必要になるため、節約は小さくなりがちです。さらに、座った瞬間に冷たいといったことが起きやすく、満足度が下がります。
2. 切る時間が読めるなら、タイマーや節電モードが強い
多くの温水洗浄便座・暖房便座には、使用しない時間帯に温度を下げる節電機能(タイマー節電、学習節電など)があり、完全オフより快適性を維持しながら消費を落とす設計になっています。ただし、その効果や動作は方式や機種で差があります。

家庭のパターン別、実践のおすすめ

電源を切るか節電モードを使うかは、家にいる時間やトイレの使い方で最適解が変わります。本章では、生活スタイル別に、快適さを保ちながら電気代を抑える運用の目安を紹介します。
 

・在宅が多い、トイレに行く時間がバラバラな場合
→ 完全オフより、節電モード(温度を下げる)が無難
・平日日中は家が空く(8時間以上)場合
→ 外出中はオフ、帰宅前にオンもしくはタイマーで体感を確保
・就寝中は必ず使わない
→ 就寝~起床まで電源オフにするか、タイマーを設定するだけでも、年1000円台の節約が見込みやすい

生活パターンに合わせて、使い分けを決めよう

暖房便座の電気代は、目安として年間4000円台のケースがあり 、使わない時間を毎日8~16時間まとめて切れれば、概算で年1500~3000円程度の節約が期待できます。
ポイントは「短時間でこまめに」ではなく、確実に使わない時間帯をまとめて節約することです。快適さも重視するなら、電源を完全に切る方法とタイマーなどの節電機能を使い分ける方法がいちばん現実的だといえます。生活パターンに合わせて電源オフと節電モードを上手に使い分け、無理なく暖房便座の電気代を抑えていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー