コンビニおにぎり200円時代に 新しいトレンドは「1個で満腹」の完結型
コンビニ最大手のセブンイレブンは、おにぎりや弁当などの一部を値上げし、首都圏では29品目について平均9%ほどの値上げとなった。昨秋に収穫されたコメの仕入れ値が一昨年産より高くなっているのが大きな要因だ。コンビニおにぎりの価格についてTBS系「Nスタ」がリサーチし、18日に放送した。
セブンの定番おにぎりの「ツナマヨネーズ」や「北海道産昆布」は18円引き上げて税込み196円になった。昨年1月の値上げ前に比べると58円高いことになる。値上げの要因はコメやノリなどの原材料上昇だけではない。容器・包材の価格高騰、物流コストの上昇などもある。
コンビニ各社のツナマヨおにぎりを比較しても、1個200円に迫る価格となっている。セブンイレブン196円、ファミリーマート198円、ローソン181円だ(各社公式サイトより)。
さらに、サケのおにぎりは各コンビニですでに200円を超えており、セブンイレブン232円、ファミリーマート235円、ローソン221円となっている。
ただ、コンビニやスーパーで、「おにぎり1個に払ってもよいと思う金額」という消費者アンケート(株式会社mitoriz/POBデータ、2025年6月)を見ると、かなり開きがある。
「100円~139円」49.7%、「130円~159円」29.5%、「100円未満」も8.0%いる。つまり、現在の価格は消費者にとって、それなりに高額と感じているのではないだろうか。
コンビニ各社は最近、「塩むすび」を販売しており、これは価格を100円台に抑えるために提供しているという側面がある。実際、お弁当に「おかず」だけを作り、「塩むすび」を買う人もいるようだ。
おにぎり200円時代となると、2個買うと400円以上になる場合もあり、お弁当を買った方が安いと感じてしまう。そんな中、1個しか買わないで済むという商品が出てきている。
一般社団法人おにぎり協会の中村祐介代表理事は、最近のおにぎりのトレンドとして、「1個で満腹感を得られる完結型」「複数の具材が入っている」「サイズは通常の1.5~1.8倍くらい」「価格は2個買うよりも安い」を挙げる。
さらに、中村氏は、大きめのおにぎりはコンビニ側の戦略でもあるが、消費者から「大きくして」「具材を増やして」といったニーズに応えたものであることも指摘する。
ただ、番組での比較はコンビニ3社だけのものだ。SNSを見ると、ツナマヨおにぎりの価格は、ドン・キホーテ(128円)、まいばすけっと(139円)、トップバリュ(149円)といずれも150円以下となっている。消費者は物価高騰の時代を自らの選択で乗り切ることが求められている。
