M-1王者たくろうに「CM問い合わせ急増」のウラ側。一方で関係者が「厳しい」と明かした“ファイナリスト”とは
「M-1グランプリ」「キングオブコント」のファイナリストが結果を残しそうな一方で、厳しい現状なのが「THE W」と「R-1グランプリ」の決勝進出者だ。特に、SNSで低レベルだと叩かれた「THE W」のファイナリストは、テレビ関係者からも注目が薄いとか。
◆賞レース乱立の明暗。「二大大会」に集中するブランド力
「『THE W』で頂点に立ったニッチェですが、実力派の中堅ゆえに、ここからの爆発的な“再ブレイク”は少し想像しにくい。また、健闘したエルフや紺野ぶるまも、すでにバラエティへの露出が多く、視聴者にとっての目新しさは薄いのが現状です。今回の大会を通じて、他に大きく評価を上げた芸人が見当たらないのも寂しいところ。
こうした若手・ピン芸人の大会に対し、いま業界で最も『夢がある』と熱視線を浴びているのが『THE SECOND』です。優勝したツートライブを筆頭に、囲碁将棋も着実に人気を拡大させている。さらにはザ・ぼんちのようなベテランの再ブレイクの兆しもあり、ファイナリストたちのポテンシャルの高さは、他の大会を圧倒しています」(民放キー局ディレクター)
漫才とコントの“二刀流芸人”No.1を決める「ダブルインパクト」など、賞レースが乱立する昨今。芸人にとってチャンスの幅が広がったと言われているが、実情はそう甘くはないようだ。
結局のところ、伝統ある「M-1グランプリ」と「キングオブコント」で結果を残す以外に、お茶の間へのブレイクを掴む決定打はない。賞レースが多様化すればするほど、皮肉にも「二大大会」の壁の高さが浮き彫りとなっている。
<文/ゆるま小林>
【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆

