婚活で出会った相手に「医療系で働いている」とだけ言われたけど…医師や看護師など、職種で年収の平均はどれくらい変わる?
医療系の年収はいくらくらい?
今回は、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に、医療系のなかでも医師、看護師、そのほかの医療系の3種類の収入を比較しましょう。なお、同じ職種でも年齢によって平均年収は異なるため、今回は全体の平均年収と、30~50代の平均年収で比較します。
また、平均年収は「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で求めています。
表1
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
表1の「その他の保健医療従事者」は、各専門の医師や看護師、准看護師、技師などを除いた保健医療系の職種です。
職種別で比較すると、どの年代でも医師が最も高い結果となりました。また、職種ごとの年代で見てみると、医師と看護師は50代までは平均年収が上昇傾向にありますが、「その他の保健医療従事者」では40~44歳が最も高い数値です。
このことから、医療系と伝えられた際に年収が気になる場合は、職種と年齢から推測できる可能性があります。ただし、あくまでも平均値のため、実際の年収が異なる場合がある点には留意しておきましょう。
同じ職種でも条件によって収入は変わる可能性がある
同じ職種でも、勤務する診療科や場所、条件などによって収入は変わります。
例えば、東京都の形成外科や美容外科などを取り扱うA医療法人では、医師や看護師、受付スタッフを以下の条件で募集しています。
・形成外科や美容外科の常勤医師:月給180万円~
・看護師、准看護師:月給37万4000円~
・受付スタッフ、医療事務:月給26万円~
一方、東京都立のB病院における求人の例は以下の通りです。なお、B病院では医療事務は任期付き職員を採用しています。
・呼吸器内科医師:月給約63万円~(医師免許取得後10年目の場合)
・看護師:月給約32万円~
・任期付き医療事務:時給1630円~
今回は東京都での外科と内科の例で比較しましたが、勤務地が地方か都市部か、勤務先が病院か開業医かといった条件によって、収入は大きく変わる可能性があります。「医療系で働いている」と言われたときは、可能であれば勤務地や任期付きかなども聞いてみるとよいでしょう。
平均年収は医師が最も高いが、そのほかの条件も聞いておくことが大切
厚生労働省の統計データによると、今回比較した職種のなかで平均年収が最も高いのは医師の55~59歳でした。また、どの年代でも医師の収入が高い結果となっています。
しかし、資料で分かるのはあくまでも平均値です。看護師やそのほかの医療系職種であっても、条件や勤務地によっては高収入な可能性もあります。
婚活で相手の職業を聞くことは、自身の将来の生活を考えるうえでも重要でしょう。「医療系」と職種を明言されなかったときは、会話のなかで少し詳しく聞いてみるとよいでしょう。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号5 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

