世界のプロが認めたサウンドにワイヤレスの機能性をプラスしたオーディオテクニカのヘッドホン
好きな音が、さらに自由に楽しめる幸せ。
ギズモード編集部の吉岡は、音楽制作を行なうクリエイターとしての一面も持っています。
彼が制作のときに愛用しているヘッドホンはオーディオテクニカのATH-M50x。
制作中の音を正確に聞き分け、判断を下すために使われる「モニターヘッドホン」の定番として、世界中のクリエイターやエンジニアに愛用されている一台です。
世界中のプロが愛用するモデルのワイヤレス版
そんな、プロフェッショナルのための道具であるATH-M50xのワイヤレス版が、今回紹介するATH-M50xBT2。2018年に発売され高い支持を得た前モデルを、さらに改良したバージョン2に当たるモデルです。
ATH-M50xを愛する吉岡は、このヘッドホンのサウンドや機能性をどう感じるのか。さっそく体験してもらいました。
モニター性能が高く、かつ楽しませる音
まずは吉岡がATH-M50xを愛用している理由から尋ねました。
僕はヒップホップやエレクトロといったタイプの音楽を作っているのですが、そのジャンルのアーティストやプロデューサーの多くがATH-M50xを使っていた、というのが導入のきっかけですね。音の分離感などがしっかり聞き分けられるモニターヘッドホンとしての性能が高いうえに、普通に音楽を聞くのにもいいんですよ。
お、それは興味深い感想です。モニターヘッドホンは「正確に音をとらえる」という用途に特化しているのでリスニングには不向きというイメージもありますが。
ですよね。でもATH-M50xは、制作しながらテンションが上がってくる音と言いますか、音楽を楽しませてくれる側面もあるんです。そこが一番気に入っているポイントですね。
制作しながらテンションが上がってくる音、いいなぁ。で、今回ATH-M50xBT2を体験してもらったわけですが、そのATH-M50xと比べて音はどうでしたか?
サウンドは継承されていますね。ワイヤレスになったことで多少は音質が落ちてしまうのかなと思ったのですが、全然そんなことはなかったです。低域がしっかり出ていて、かつその低域に他の音が埋もれることなく聞き取れる。中高域もクリアに聞こえてモニター性能が高いと思いました。むしろ分離感はATH-M50xより良くなっているかも? 体感的にはそんな感じがしました。しかもATH-M50xと同じく、音楽を楽しませてくれる音でもあります。
やはりATH-M50x専用に開発された45mmの大口径ドライバーと専用アンプを継承しているだけあり、サウンドの質とキャラクターはしっかり受け継がれているのですね。そこにワイヤレスの利便性が加わったと。
ワイヤレスになったことで制作環境に縛られなくなるのは大きいですよ。見える景色が変わるだけで曲の印象は変わるので、できるだけいろんな場所で聞いた方が良くて。あと、シンプルにこの音が好きなので、ワイヤレスで外に持ち出しやすくなったのはありがたい。リスニング用として、外でこの音が楽しめるのはうれしいです。もともとがプロ用の機材で作りが頑丈なところも、アクティブに外へ持ち出したくなる要素ですね。
装着感も良好です。ATH-M50xと同じくガッチリとホールドされる感じが好み。スペックを見るとATH-M50xに比べて若干重いですけど特にそんな感じはしないですね。あと、ATH-M50xBT2はノイズキャンセリングが付いていないのですが、密閉感が優れているのでそもそも周囲のノイズが気にならない。着けることで自分のモードが切り替わる感覚がありました。音楽に没入したいときはもちろんですが、仕事しながら使うときも集中できる感じがしました。
有線と無線で音に大きな違いは感じない
ATH-M50xBT2は低遅延モードを搭載し無線による音の遅れを抑えていますが、楽器の練習やDJのモニタリングなど、わずかな遅延も影響するシーンでは付属のケーブルで有線にすることも可能です。
音質的な変化については「有線と無線で大きな違いは感じなかった」と吉岡。僕も聞き比べてみましたが確かに大きな違いは感じられなかったです。昨今の無線技術はすごい。
スペック的にいうと、LDACコーデックに対応し、最大24ビット/96kHzで、広帯域/高ダイナミックレンジの、ロスレスに近い音質を再生可能になっているほか、AAC/SBCコーデックにも対応しています。
イコライザー(EQ)は細かい調整が可能なパラメトリックも搭載
ATH-M50xにはない、ATH-M50xBT2ならではの機能として、専用アプリ「Connect」に付いているイコライザー(EQ)も試してもらいました。
ヘッドホンのアプリとしては珍しく、EQの形式をパラメトリックとグラフィック(※)で切り替えられるのに感動しました。パラメトリックを使うとより細かく帯域の調整ができるので、音にこだわりのある音楽好きにはうれしい機能だと思います。音楽制作で使うEQはパラメトリックであることが多いので、音楽制作脳のままアプリでEQ調整できるのもいいですね。EQのかかり方が派手過ぎないところも使いやすいと思います。
※パラメトリックEQは周波数/音量/帯域幅を自由に調整可能なタイプ、グラフィックEQは固定された周波数帯をスライダーで上下して調整するタイプです。
音楽制作以外にも活用の幅が広い
ATH-M50xBT2は、音楽制作以外にも活用の幅が広いモデルです。指向性に優れ話者の声を的確にとらえるマイクを2基搭載していて、オンライン会議や通話に使えることもその一つと言えるでしょう。
オンライン会議で使ってみたのですが、こちらの声はかなりクリアに届いたようです。相手の声も笑っちゃうほどクリアに聞こえました。あと密閉感が優れているので会話に集中できますね。
逆に、会話をする際にマイクを通して自分の声や周囲の音が聞けるサイドトーン機能をアプリでオンにすると、ヘッドホンを着けたままで密閉度合いを軽減して話をすることも可能。必要以上に大きい声を出してしまっている、なんてことを避けられそうです。
単なる「ワイヤレス版」以上の価値を持つ
吉岡の話を聞いて、ATH-M50xBT2は単に「プロ仕様のモニターヘッドホンをワイヤレス化したもの」以上の価値を持っていると感じました。
彼との会話には出てこなかったですが他にも、2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイント機能や、Amazon Alexa対応で声の指令が可能なことなど便利な機能が搭載されています。
気になるバッテリー持ちは、最大約50時間再生。約10分の充電で約180分間(使用条件によります)の連続再生ができるので、充電するのを忘れてしまったときもすぐにスタンバイOKになるのはうれしいところです。
プロが愛用するサウンドとワイヤレスの機能性を両立して価格は以下の通り。これは魅力的です。





Source: オーディオテクニカ
