「黙秘します」80回以上繰り返す 被告人質問2日目も黙秘貫く 青木被告の供述調書が読み上げられると遺族席からすすり泣く声も…【中野4人殺害事件】
おととし、中野市で男女4人が殺害された事件の裁判員裁判。初公判から「黙秘」を貫き、殺人などの罪に問われている青木政憲被告34歳は11日の被告人質問でも80回以上「黙秘します」と繰り返しました。
おととし5月、散歩中だった女性2人と駆けつけた男性警察官2人がハーフライフル銃やナイフで殺害された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われている中野市江部の農業、青木政憲被告34歳。10日に続き、長野地方裁判所で行われた被告人質問。
「女性がやめて、助けてと訴えませんでしたか?」
青木被告「黙秘します」
検察
「女性は小指が切断されていました。手で抵抗しようとしていたのではないですか?」
青木被告
「・・・・黙秘します」
検察側から犯行当時の状況や犯行の計画性について問われましたが、「黙秘します」と80回以上、同じ答えを繰り返した青木被告。
弁護側からの質問はなく午後3時ごろまで予定されていた11日の被告人質問はわずか30分で終了。
検察側は、青木被告が黙秘していることからこれまでの取り調べで供述した調書を証拠として読み上げました。
【青木被告の供述調書より】法廷内での青木被告の証言ではありません。
「私に悪口を言うバカが多い。この世の中に愛想が尽きた」
「おばさん2人は私の姿を見るたび悪口を言ってくるので悪質だと思っていた。殺してやりたいと思っていた」
「怒りの感情で攻撃しました」
青木被告の供述調書が読み上げられると、傍聴していた遺族関係者席ではすすり泣く声が響き、涙をぬぐう人の姿もありました。
青木被告は検察側と弁護側の精神鑑定で「妄想症」・「統合失調症」とそれぞれ診断されています。
裁判の争点は青木被告の刑事責任能力の程度と量刑で、検察側は「完全責任能力」、弁護側は「心神耗弱」を主張。
来週16日には弁護側の依頼で青木被告の精神鑑定を行った医師が出廷し、証人尋問が行われる予定です。

