声がかれている・声が出ないときに効果的な市販薬 9選【2025年 | 薬剤師解説】
声がれについて
まずは声がれの基礎知識です。
声がれがおこる仕組みや声がれの原因を知りましょう。原因を知ることで予防法も実践しやすくなります。場合によっては市販薬での対応ではなく、受診が必要なこともあります。受診の目安もこの機会に知っておきましょう。
「声がれ」とは
声がれは、声を出す声帯がはれる、できものができる、声帯を動かす反回神経が麻痺するなどの声帯の異常により起こります。専門用語では嗄声(させい)といい、声がかすれる、かれる、声が出にくいなどの症状が出ます。日常生活でも大声を出したりして声がかれることはあります。
基本的には、声がかれた場合はなるべく声を出さないようにしていれば治ります。ただし、数日間声がれが続く場合、のどの痛みなど声がれ以外の症状もある場合は注意が必要です。重大な病気のサインである可能性があります。
声がれを引き起こす病気には、急性咽頭炎などの、のどの炎症や、声帯ポリープや声帯結節などの良性腫瘍、咽頭がんなどの悪性腫瘍などがあります。
受診の目安
声がれが1~2週間以上続いている場合は受診が必要です。また強い喉の痛みや飲み込みにくさなどの声がれ以外の症状もある場合は受診を検討しましょう。市販薬で対処しても改善が見られない場合も受診の対象になります。
また、声がれの要因が心理的なものである場合、市販薬では対応しきれない可能性が高いです。声が出にくくなった時期に、何かしらの精神的負荷がかかっていた記憶がある場合は専門家に相談しましょう。
受診する場合は、ひとまず耳鼻咽喉科で診てもらうのがよいでしょう。その後、適切な専門機関を紹介されるケースもあります。
【原因別】声がれにおすすめの市販薬の選び方
さまざまな原因で起こる声がれですが、受診する前に市販薬で様子を見たいこともあるでしょう。そんな時、その原因別に選び方のポイントをお話ししていきましょう。市販薬を数日~1週間程度使用しても良くならないときは、医療機関に相談するようにしましょう。
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風邪などの喉の炎症による声かれには抗炎症・殺菌成分
風邪をひくと、発熱やのどの痛み、咳、鼻水などの症状が出ます。これらのうち、のどの痛みはのどにウイルスが感染してのどの細胞を破壊し、そこに免疫細胞集まって炎症を起こすことで生じます。また細菌感染も起こしやすい状態です。早めにのどの炎症を抑え、細菌を近づけないようしたいものです。
そのため、炎症をしっかり抑えてくれる飲み薬や、殺菌効果のあるうがい薬などを使用すると良いでしょう。子どもは風邪をひきやすくのどの粘膜も弱いので、子どもも使用できる薬を常備しておくと安心でしょう。
声の出し過ぎによる声かれにはスプレーや水なしタイプ
カラオケで大声を出したり、人前で声を出す機会の多い方の声がれも、のどの使いすぎから起こるのどの炎症や声帯の変形により起こります。
外出先で起こりやすい症状ですが、喉に違和感を感じた早めに対処して悪化を防ぎたいものです。そのため、症状出たらすぐに水なしで飲めるタイプの薬や、サッとスプレーして炎症を抑えられるタイプのお薬がおすすめです。声がれを起こしやすい方は、そっとカバンに持ち歩いておくといいですね。
酒やけ・タバコやけによる声かれには漢方薬
酒やけ、タバコやけによる声かれも、のどに炎症を起こしているという点では、風邪や声の出し過ぎによる声がれのお薬も使用できます。
しかしタバコやけについては、日常的にのどが有害物質にさらされていることで、のどの粘膜の働きが落ちてしまっていることが考えられます。そんな時には、気管支や肺の汚れを取り除いてくれる漢方薬で炎症を起こしにくいのどにしていきたいものです。また炎症を抑えるうがい薬で、物理的に汚れを洗い流し、のどの炎症を改善していくのも良いでしょう。
