気象予報士が解説する今年の台風予想、「秋に集中する可能性」に警戒を

気象予報士の松浦悠真氏が、自身のYouTubeチャンネル「マニアック天気」を更新。「【台風】6～11月の予測 台風1号はいつ頃？ 秋の台風が危ない？」と題し、ECMWFによる最新の台風の長期予報を基に、台風発生の見通しについて詳しく解説した。松浦氏は「この先半年の台風発生数は平年より少なめ」という予測が出ていることに言及し、特に秋に注目している。

動画の中で松浦氏は、「夏よりも秋の方がガッと発生する個数が増えていくのかもしれません」と、秋に台風が集中する可能性を示唆。理由としては、フィリピンの東や南シナ海で海水温が比較的高く、降水量予測も多いことを挙げた。さらに「ミッドパシフィックトラフという現象の影響で、フィリピン近海の降水量が多くなっている」と分析している。

台風1号の発生についても、「この時点でまだ台風1号は発生していませんが、それが今年の台風の数には大きく影響しない」と松浦氏は指摘。「発生数は平年並になる可能性もあるので、過信せず秋の台風に備えてほしい」と呼びかけた。

動画の締めくくりでは、松浦氏が「マニアック天気では台風など天気の解説を詳しく行っています。チャンネル登録や高評価をぜひよろしくお願いします」とコメントし、視聴者に対して情報に基づいた備えの重要性をアピールした。