日産「新型4人乗り“超高級”ミニバン」登場か!? VIPも大喜びな「2人掛けシート」で超贅沢! 20年以上続く「ファーストクラス仕様」は新型「エルグランド」でも設定されるのか
25年以上前から3世代にわたって続く「エルグランド“VIP”仕様」とは
日産は2025年4月22日、新型「エルグランド」(4代目)のティザー画像を初公開しました。およそ15年ぶりのフルモデルチェンジだけに、すでに大きな話題を呼んでいます。
そんなエルグランドには、これまで3世代にわたって2列シート・4人乗りの超豪華仕様が用意されてきました。果たして次期型にも継承されるのでしょうか。

初代エルグランドは、1997年5月に高級ミニバンの元祖として登場しました。
【画像】超カッコいい! これが日産の元祖「“超”高級ミニバン」です! 画像で見る(30枚以上)
日産車のカスタムカーを手掛けるオーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ/以下NMC)は、登場からわずか8か月後の1998年1月に、日産と共同開発で「エルグランド ロイヤルライン」を発表しています。
通常のエルグランドは、大柄なボディを最大限に活かした3列シートレイアウトで、ゆとりのある室内空間を特徴とします。
しかしエルグランド ロイヤルラインはそのゆとりのほとんどを後席に費やす、とびきり贅沢な仕様としました。
後部座席は、航空機のファーストクラスを思わせる専用の電動VIPシートを2つ揃えた4人乗り仕様とし、フロントシート後部には大型のキャビネットを装備しています。
右側の座席は執務席とされ、ノートパソコンを設置できる電源付きのケーブルや書類収納スペース、ビデオデッキに後席専用オーディオが備わります。
一方、左側の座席はVIPがくつろぐための席という位置づけ。テレビやフットレストが揃い、オプションでオットマンやシートヒーター、本革シート仕様も設定できました。
後部の荷室部分はパーティションで客室内と仕切られていたほか、各部の遮音材も加えられ静粛性にも配慮。
さらに快適な乗り心地にチューニングされた専用の足回りセッティングが与えられるなど、すべてが特別な仕立てとなっていたのです。
同様の2列シート・4人乗りの超豪華仕様は2代目、そして2010年登場の3代目(現行型)でもラインナップされています。
超VIP仕様な「エルグランド“移動会議室”」モデルも存在!
現行エルグランドには「エグゼクティブのための走る執務室」をコンセプトにする、その名も「エルグランド VIP」が設定されています。
エルグランド VIPには通常の3列シート・7人乗り仕様も用意されていますが、見どころはやはり後席を大型の2人がけシートヒーター付きパワーシートにした2列シート・4人乗り仕様でしょう。
ギャザーを施した本革シートや後席の読書灯、100V電源、ツインサンルーフなどを備え、初代エルグランド ロイヤルラインも手がけたNMCの職人たちが同様に特装を担っています。

コロナ禍真っ只中にあった2021年5月、日産はエルグランド VIPをベースに、移動中でも快適なWeb会議ができる「移動会議室」の実証実験を開始しました。
遮音壁によるパーティションを前後席の間に設置した特別仕立てで、通信機器やウェブカメラ、マイクなどを整備したほか、32インチの大画面ディスプレイが搭載されます。
その後2023年3月には、日産の内田 誠 CEO(当時)に、このエルグランド VIP 移動会議室と思われるパーティション仕様が納車されており、移動中の車内でノートパソコンを開きながらウェブ会議をする様子などが公開されました。
なおNMCでは、エルグランド VIPに対し、希望に応じた個別注文の架装にも対応しています。
詳細な仕様についてNMCは、ユーザーのプライバシーを理由に明かしていませんが、こうした超贅沢な特別装備もオーダー可能なのかもしれません。
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トヨタの高級ブランドであるレクサスは、2023年4月に高級ミニバン「LM」を発表しました。
パーティションを備えた2列・4人乗りの超豪華仕様を大きな特徴としていますが、実は日産ではすでに25年以上前から同様のコンセプトを用意していたワケで、その先見の明には驚くばかりです。
2026年度に発売予定の新型エルグランドでも、長い歴史で培ったVIP仕様がラインナップされるのは間違いないでしょう。
大いに期待して待ちたいところです。

