「日本代表戦レベルの混み具合」「スポーツの枠を越えて文化に」決勝の観客数が“5万8347人”の高校サッカー選手権は「世界に誇れるアマチュアスポーツ」
2025年1月13日、高校サッカー選手権の決勝当日、千駄ヶ谷駅から国立競技場に向かう道程でこう思った。「日本代表戦レベルの混み具合だ」と。
チケットはソールドアウトで開催場所が国立競技場なのだから5万以上は入るのかなと勝手に予測しながら、記者席に座ると、分かっていながらも眼前の風景に圧倒された。観客で埋め尽くされたスタジアム。これが高校生の大会なのかと、なぜ冬の選手権はこんなに人気があるのかと。毎年のように、こんな感想を抱く。
高校サッカー最高峰の大会はU-18プレミアリーグだが、世間的な知名度はダントツで「冬の選手権」。日本サッカー協会によれば、今大会の決勝は海外初の試みとしてタイでもライブ配信された。今回で103回目の選手権は言うまでもなく日本のカルチャーとして定着している。
【動画】PK戦で2本ストップ! 前橋育英の守護神・藤原優希のスーパーセーブ!
決勝を終えたあと、流経大柏の榎本雅大監督は「U-18プレミアリーグもある中で選手権の意義や価値をどう思いますか」との質問に対して次のように答えてくれた。
「改めて思うのは、高校サッカーがスポーツの枠を越えて文化になりつつあるということです。日本が世界に誇れるアマチュアスポーツだと感じていますし、たくさんのお客さんに見ていただいて、たくさんのメディアの方々に取り上げていただいて、たくさんの方に支えられています。今後、200回、300回と続いていく大会だと考えていますし、僕たち指導者、選手たちはもっと良い物を作れると信じています」
今回の決勝戦を見て高校サッカーに魅了された方は少なからずいたはずだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
