実測1kg切りでパワフルなモバイルノートPC「VAIO SX14-R」でベンチマークを実行してみた

モバイルワーク向けPCとして、カーボンファイバープレート採用で1kgを切る軽量かつ堅牢なボディに、大容量バッテリーやAIノイズキャンセリング機能などを詰め込んだVAIOの2024年秋モデル「VAIO SX14-R」で、いろいろなベンチマークソフトを実行してみました。
モバイルPCの最上位に1kgを切る軽量の「VAIO SX14-R / Pro PK-R」を発表
https://vaio.com/news/sx14r_propkr_241031/
https://store.vaio.com/shop/pages/sx14r1.aspx
「VAIO SX14-R」の外観情報については以下の記事にまとめています。
1kg切りの軽量・堅牢ボディにモバイルワークを助ける力を詰め込んだ「VAIO SX14-R」レビュー - GIGAZINE

◆スペック確認
複数ソフトウェアを利用して、VAIO SX14-Rのスペック確認を行っていきます。
まずは「CPU-Z」を起動。搭載CPUは「Intel Core Ultra 5 125H」。

「GPU-Z」によると、グラフィックはIntel Arc Graphicsが担っています。

「CrystalDiskInfo」で確認したところ、ストレージはSamsung MZVL8256HEJD-00B07の256GBモデルを搭載していました。

◆ベンチマーク
続いて、各種ベンチマークソフトを実行していくことにします。
ストレージの転送速度を測定する「CrystalDiskMark」を実行したところ、シーケンシャルリードは4236.84MB/s、シーケンシャルライトは1507.19MB/s、ランダムリードが691.88MB/s、ランダムライトが363.70MB/sでした。

定番ベンチマークソフト「Geekbench 6 Pro」では、CPUとGPUのスコアを測定しました。
CPUのシングルコアスコアは「2263」でした。整数演算スコアが「2223」、浮動小数点演算スコアが「2339」。

CPUのマルチコアスコアは「11204」でした。整数演算スコアは「10425」、浮動小数点演算スコアは「12808」です。

GPUでOpenCL APIを使用した場合のスコアは「23338」。

GPUでVulkan APIを使用した場合のスコアは「23528」でした。

GeekbenchにはAIに関する性能を測定する派生版「Geekbench AI」もあるので実行してみたところ、スコアは以下の通りとなりました。
バックエンド(フレームワーク)\スコア種別単精度スコア半精度スコア量子化スコアCPU(ONNX)253610654634CPU(OpenVINO)248324235575GPU(OpenVINO)6160934613315NPU(OpenVINO)2944696110818
CPU、2D、3D、メモリー、ディスクの5項目を測定して総合スコアの算出を行う「Passmark PerformanceTest」は、過去に実行されたベンチマーク全体と比べて今回の結果がどの位置にあたるのかや、過去に実行したベンチマークをベースラインとした比較を行うことができます。
実行した結果、総合スコアは「5342」で全体スコアの中の位置づけとなるパーセンタイルは「56%」なので、平均値より少し上ぐらい。

また、過去にPerformanceTestを実行したPCのうち、同種のモバイルノートPCとして「VAIO Z SIGNATURE EDITION」「VAIO SX12」「Panasonic Let'snote CF-SV8(2019年1月モデル)」および14インチの「Dell XPS 14 9440」「Acer Swift X 14」「HP OmniBook X 14 AI PC」と比較した結果が以下です。

CPUスコアは「18988」で、パーセンタイルが「63%」。平均値を少し上回っています。

比較するとこんな感じ。搭載CPUはIntel Core Ultra 5 125Hなので、Intel Core Ultra 7 155HやAMD Ryzen AI 9 HX 375などにはかなわないという、おおむね製品ランクに応じた結果となっているのがわかります。

2Dグラフィックススコアは「738」で、パーセンタイルは「56%」。これも平均値より少し上。

比較した端末の中では2位のスコアとなりました。

3Dグラフィックスコアは「4810」で、パーセンタイルは「36%」と平均よりも低め。

比較結果はこんな感じ。上位はNVIDIA GeForce搭載機とAMD Radeonなので、VAIO SX14-Rの場合、IntelのCPU内蔵グラフィックスなりに性能を発揮しているともいえます。

メモリスコアは「2610」で、パーセンタイルは「44%」。ほぼ平均に近い値です。

比較でも大きな差は出ていません。

ディスクスコアは「20195」で、パーセンタイルは「66%」。平均より少し上です。

ただし、比較相手には高速SSD採用機が多かったので、比較した中では下位という位置づけでした。

「オーライベンチ」こと「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」も実行してみました

このベンチマークでは品質が3種類、解像度が4種類から選べるので、すべて実行してみた結果をまとめたのが以下の表。いずれも高解像度や高品質の設定時は正常な動作はかなり難しい印象でした。
品質\解像度3840×21602560×14401920×10801280×720軽量品質1694(動作困難)3063(普通)4114(普通)5075(やや快適)標準品質1181(動作困難)2238(重い)3231(普通)4925(やや快適)高品質913(動作困難)1674(動作困難)2211(重い)2947(やや重い)
「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」は解像度を非常に細かく設定できて選択肢が広いため、解像度はデフォルトの「1920×1080」のみとして、全5種類の品質を実行しました。

結果は以下の通り。最高品質以外は問題なく動作しました。
品質\解像度1920×1080標準ノート7213(やや快適)標準デスクトップ7447(やや快適)高品質ノート7066(やや快適)高品質デスクトップ5051(普通)最高品質3554(設定変更を推奨)
定量的な測定は行っていないものの、オープンワールドRPGの「原神」をインストールした場合、グラフィック関連のデフォルト設定は「最低品質」となっていました。その後、FPSを30から60に変更してプレイしたところ、ゲームそのものは特に問題なく動作したので、よほどグラフィックで負荷のかかるようなゲームを除けば、起動・動作に支障はなさそうという印象を受けました。
さらに引き続き、動作時に端末はどれぐらい熱を持つのか、またバッテリーはどれぐらい持つのかなどを実測していきます。
<つづく>
