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新型プリウス、英国導入へ

トヨタの新型プリウスが英国で発売されることが取材で明らかになった。トヨタは当初、「進化する英国の商品戦略と市場環境の変化」を理由に新型の導入を見送っていた。

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トヨタの英国部門はプリウスの発表当時、「新型は先代とはまったく異なるモデルであり、また英国の消費者の需要もSUVスタイルにシフトしている」と述べ、SUVに注力する姿勢を示していた。


第5世代のプリウスは当初、英国導入を見送っていた。    AUTOCAR

プリウスの英国での販売台数は、クロスオーバー車のC-HRやハッチバックのカローラなど、他のハイブリッド車と比較すると小さなものだという。

しかし、AUTOCARの取材によると今回プリウスの英国導入が決定し、後日トヨタから正式発表があるという。この決定の背景には、パラレル式ハイブリッドとPHEV(プラグインハイブリッド)の販売好調があると見られる。英国では今年9月末までに、両ハイブリッド車の市場シェアが前年同期比で増加した。

第5世代となる新型プリウスは、昨年11月に発表され、先代と大きく異なるデザインが注目を集めた。TNGAプラットフォームの最新版をベースに、1.8Lおよび2.0Lのパラレル式ハイブリッドと、2.0LのPHEVが設定されている。

PHEVには13.6kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、電力のみで87kmの走行が可能とされている(19インチホイール装着時)。ルーフにはソーラーパネルを装着可能で、年間約1250km分のエネルギーを供給できるという。

英国向けのプリウスがどのような仕様になるかは、トヨタの発表を待ちたい。参考までに、ドイツ向けのPHEVの価格は4万5290ユーロ(約720万円)から5万2690ユーロ(約840万円)となっており、英国でも同等の価格設定が予想される。

1997年の初代発売以来、プリウスは全世界で約505万台が販売され、累計8200万トン以上のCO2を削減したと言われる。プリウスが開拓したハイブリッド・システムはその後さまざまな進化を経て、トヨタの主力モデルの多くに搭載されている。

なお、SNSなどではプリウス英国導入の知らせに対し、「もう少し早ければ」「ちょっと高いのでは」といった指摘もあるものの、概ね好意的な反応が見られた。