頼清徳副総統

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(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)副総統は19日、北部・新北市内のホテルで開かれた安倍晋三元首相の妻、昭恵さんの歓迎夕食会・音楽会に出席した。昭恵さんに対し「時間があれば台湾をたくさん訪れてほしい。台湾をもう一つの故郷だと思ってください」と呼びかけた。

頼氏はあいさつで、安倍元首相は日本の政治史上、高く評価された少数の政治家の一人だとし、影響力は日本国内にとどまらず、世界情勢にも影響を与えたと称賛。台湾人にとって深く印象に残っているのは安倍氏の台湾への温かさだったと紹介し、南部・台南や東部・花蓮で地震が発生した際の心遣いや、台湾産パイナップルが中国から輸入禁止措置を受けた際の応援などを挙げた上で、安倍氏が台湾に対して行った数々のことは、宴会が終わっても消えてなくなることはないと述べた。

昭恵さんに対し「台湾の安倍氏に対する感謝の思いは永遠に続いていく」と語りかけ、「安倍氏は台湾を身内として扱ってくれた。われわれもあなたを身内のように思っている」と話した。

昭恵さんは17日に台湾に到着し、南部・高雄市内に設置された安倍氏の銅像や台南市内で開催中の安倍氏の写真展に足を運んだ他、蔡英文(さいえいぶん)総統や頼副総統とも面会した。昭恵さんはあいさつで「多くの皆さんから歓迎を受け、主人のことを語ってもらい、本当にありがたい気持ちでいっぱい」だと謝意を表明。「主人は本当に台湾のことを愛し、台湾のことを考え、台湾の皆さんと共に日本があると考えていたと思う」と振り返り、「主人の遺志を継いで、私も台湾と日本の関係のために何かしら力を尽くしていきたい」と語った。

(呉昇鴻/編集:名切千絵)