【総務省】大規模通信障害でNTTドコモに行政指導
金子恭之総務相はドコモの再発防止策について「行政指導を踏まえ、再発防止に向けた措置が適切に講じられている」と評価。再発防止策の進捗状況を注視しつつ、今回の事故から得られた教訓を取りまとめ、業界全体に周知を行っていく方針を示した。金子総務相が各社に緊急点検を求めた結果、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルも同様の対策を取りまとめた。
ドコモの大規模障害は、タクシーの決済端末などに関連するサーバーの切り替え工事の事故が原因となり、昨年10月14日の夕方に発生。2時間20分にわたり携帯電話の位置情報を登録できず、通信が全くできなくなるといった影響が出た。完全復旧は翌15日午後10時で、29時間6分を要した。
約100万人の回線が影響を受け、障害の前後でも通信がしにくい状況が発生。通話で約460万人、データ通信で830万人以上に支障が出た。影響は延べ人数で実に1290万人を超え、井伊基之社長ら8人が役員報酬を自主返上した。
携帯大手の大規模障害としてはソフトバンクが18年12月、約3060万人に影響を及ぼす過去最大規模の障害を起こしており、それ以来の深刻な事態となった。
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