マクドナルドのフィレオフィッシュ、使っている魚の正体
原料を見たことがある、もしくは味覚が優れている人ならすぐにわかるかもしれないが、マクドナルドのフィレオフィッシュに使われている魚は、ずばり「スケソウダラ」だ。筆者は味覚に自信がないので、原料を調べ、広報担当者に聞いてウラをとった。間違いなく、アメリカはアラスカ州が面するベーリング海で獲れたスケソウダラだ。
フィレオフィッシュは、2021年1月〜4月のマクドナルド人気ランキングで「サムライマック 炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」に次ぐ6位についた人気商品。注文される機会も多いようだが、獲りすぎなどによる環境への影響には配慮しているとのこと。「人類共有の財産である水産資源を守るため、MSC認証を取得し、持続可能で環境に配慮した漁業で獲られた天然のアラスカ産スケソウダラを使っている」(同担当者)。
MSC認証とは、「Marine Stewardship Council:海洋管理協議会」の略称。水産資源と環境に配慮し適切に管理され、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物の証だ。通称「海のエコラベル」という。その漁場および加工場がアラスカにあるのだという。
アラスカでは、漁獲した魚の鮮度を保つために漁港に隣接した工場ですぐに加工。機械で3枚におろした後、専門のスタッフが魚の両面にライトを当てて血合いや骨を除去する。さらにX線を使用し細かい骨が無いか入念にチェック。切り身を箱詰めしてブロック状に形を整え冷凍する。その後は厳しい温度管理のもとタイの工場に運ぶ。到着したフィッシュブロックを検査したら、見覚えのあるフィッシュポーションの形状にカット、衣とパン粉を付けて出荷される。工場ではフライテストを行い、品質やおいしさを常にチェックしている。
このような環境に配慮した取り組みがあれば、白身魚の淡泊な味とタルタルソースの組み合わせと心地よい食感のフィレオフィッシュを末永く食べることができそうだ。ちなみに、サクサクとした食感は「クラッカー粉をパン粉と混ぜて使用している」からだという。今度食べるときは、タラだと意識して食べてみよう。(BCN・南雲 亮平)

